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本日の猫たち #346(猫のしっぽの下に…)

本日もゆるーくお届けします。

本日、キャットタワーの最上段で寝ていた妹猫。

いつもご機嫌な顔をして寝る妹猫


そういえば妹猫のアップ、あまり撮ったことがないなと思い、撮影。

妹猫


あくび


ご機嫌


無事に写真が撮れて、飼い主は大いに満足しました。

あたたかい日は、3匹そろって窓際で日光浴をしたり、バードウォッチングに精を出します。

窓際でニャルソックする3匹
(左から兄猫、妹猫、先住猫)


上記の猫たちのしっぽを見ていて思ったのですが、そういえばロシア語に「猫のしっぽ」を使ったイディオムがあります。
(ロシア語に興味のない方は、下の猫写真までスクロールしてください)

今、語学力が衰えないように、ソ連のSF作家キル・ブルィチョフの作品を片っ端から読んでいるのですが、"Марсианское зелье(直訳『火星のポーション』)"という作品に「3時間猫のしっぽの下に!」("Три часа коту под хвост!")という表現が出てきました。

猫のしっぽの下に」(коту под хвост、カトゥ パッド フヴォスト)」は日常会話でわりとよく使うイディオムです。
意味はвпустую。日本語だと「全部無駄」「徒労」「苦労が水の泡」「無駄に終わる」という感じでしょうか。

要するに上の「3時間猫のしっぽの下に!」は「3時間の苦労が水の泡!」という意味になります。

ロシア語を勉強している方がのぞいてくださるかわかりませんが、一応例文を置いておきます。

Сегодняшний день пошёл коту под хвост.
(今日一日が無駄に終わった)
Вся работа пошла коту под хвост.
(仕事が全部水泡に帰した)

比較的よく耳にしたのは下記のような表現でしょうか。
Коронавирусом все мои планы на путешествие пошли коту под хвост.
(コロナウィルスで私の旅行計画は全部無駄になった)


「猫のしっぽの下」がどうして「無駄」という意味になるかというと、諸説あるようなのですが、わたしがネイティブの人たちからよく聞いた説(あくまで推量)は、「猫のしっぽの下」になにがあるかというと「おしりの穴」。

おしりの穴なんてまったくどうしようもないもので、おしりの穴に入るものなど誰も関与したくない=無駄

という意味になったのではないかと。
(念のため、ネイティブ3人に確認してみましたが、上記の解釈で一般的には一応よさそうです。専門的な勉強をしている方は、ちゃんと専門の方に確認をとってください)

ちょっとこなれたロシア語が使ってみたい方、よかったらためしてみてください。

兄猫のしっぽはふさふさ
しっぽの下もふさふさ



最後までご覧いただき、ありがとうございます。
気が向いたら、またのぞいてやってください。

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