無料でネットショップ作り、BASEのマーケティング戦略とは?
BASEの#マーケティングトレース
会社名:BASE株式会社
業界:ネットショップ作りおよびネットショップ付属の機能の提供。
理念・ビジョン:「Payment to the People, Power to the People.」
代表者名:鶴岡裕太さん
売上高・営業利益:59億9600万円・11億4800万円
従業員数:115人
トレース目的:無料をベースにした、事業を成長させる方法を学びたい。
マーケティングトレース参考URL
・BASE
https://thebase.in/
BASEとは?
無料でネットショップが作れるサービスです。
ネットショップと聞くと、
「色んな設定やプログラミング言語が必要でしょ…?」
思う方もいるはずです。
その既成概念を見事に壊してくれたのがBASEです。
集客するためにInstagramと連携して、自分の商品を販売する場所が簡単に作れます。
STP分析
STP分析のベースとなるBASEのカスタマーアクションについて考えていきます。
・ネットショップを作りたいけど、難しそう…
・ネットショップを作って貰うには高いお金がかかる。
・パソコンとスマホのサイトを1つにしたい
・決済システムを実装したい
・商品の発送を簡単にしたい
このカスタマーアクションを基に、セグメンテーションとターゲティングをしていきます。
結果は以下の通りになりました。
次に、BASEのポジショニングをまとめるとこのようになりました。
4P分析
Product(商品)
・無料のネットショップ
・ショップ機能を拡張するプラグイン
・クレジット決済機能
Price(価格)
Place(流通)
ネット環境があれば簡単にネットショップの機能を提供。
Promotion(広告)
テレビCM、YouTube広告、各種SNSでの広告。
BASEのマーケティング戦略とは?
「僕たちBASEは、2012年に大分県で小売店を営んでいる僕の母親が言った「ネットショップを作ってみたい。だけど、どれも難しくてよく分からない。」その一言から全てが始まりました。僕の母親でもインターネット上に自分のお店を持ちたいと思う時代なのに、多くの人々にとってはインターネット上に自分のお店をもつ、決済機能を持つ、その事がいまだにとても難しいことで、それは今まで大きな力を持った人たちだけの特権だったのかとその時に気がつくことができました。」
※BASEの企業情報、代表メッセージより引用。
また、
BASEのミッションからマーケティング戦略、事業戦略が分かります。
次に、今回のトレース目的である
「無料をベースにした、事業を成長させる方法を学びたい。」
について考察していきます。
ネットショップを作るにあたって、必ず必要になるのが決済システムです。
BASEが提供している決済サービスは「Pay.jp」と「Pay ID」の2種類あり、
クレジットカードでの支払いをベースにしていて、
利用金額に応じた手数料がBASEの収益源になっていることが分かります。
・コロナによって実店舗での対面販売量が減った
・ネットショッピング需要がさらに高まったこと
・無料かつ簡単にネットショップが作れる場を提供したこと
・消費者のクレジットカード利用に対する心理的障壁が低いこと
非接触型の決済システムが今の時代に合っていて、
この4点によってBASEが成長したと考えました。
自分がCMOだったら?
・コミュニティを作る
・WordPressとの連携
CMSとして世界シェア35%を取っているWordPressの存在は無視できません。
「BASEの良さはシンプルさ」だと考えていますが、機能的には真似されやすいと推測しています。
そこで、利用者を増やしつつ、アクティブユーザーを増やすためのコミュニティを作る戦略が重要になってくると考えました。
このコミュニティをWordPressで作り、WordPressにBASEのプラグインを作ることで世界中のWordPressユーザーも取り込む方法を提案します。
サポートありがとうございます。Mityu-kaを成長させて皆さんに恩返しができるように役立てていきます。