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「ライフアフター」のマーケティング戦略とは?

ライフアフターの#マーケティングトレース

会社名:NetEase Games(ネットイース)
業界:IT、ネットゲーム、越境ECなどの運営および提供。
代表者:丁磊さん
理念・ビジョン:ネットワーキングの力(原文: 网聚人的力量)
売上高・営業利益:8,509,458US$・4,532,635US$
http://ir.netease.com/financial-information/annual-reports
従業員数:18,129名(2017年12月)
トレース目的:数あるゾンビゲームの中でのポジショニングと、ユーザーを獲得する方法を学びたい。
※ネットイースは、最近人気の「荒野行動」を配信している会社でもあります。

マーケティングトレース参考URL

・ライフアフター(公式ページ)
 https://www.lifeafter.game/
・ライフアフター(Wikipedia)
 https://www.wikiwand.com/ja/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC
・ネットイース
 https://game.163.com/
・恐怖!スリル!快感!本当に面白いゾンビゲームアプリ15選
 https://appget.com/c/editor_select/710403/zombiegame/
・地球最後の日:サバイバル
 https://apps.apple.com/jp/app/last-day-on-earth-survival/id1241932094
・イントゥ・ザ・デッド2
 https://apps.apple.com/jp/app/into-the-dead-2/id1151220243
・Age of Z
 https://play.google.com/store/apps/details?id=com.camelgames.aoz&hl=ja&showAllReviews=true

ライフアフターとは?

ライフアフター画面

日本でも2019年4月18日から配信された、資源を集めて、武器を作り、ゾンビを倒すゲームです。
高度なエイム力は求められませんが、ゾンビや動物を倒すためにも射撃力の上手さが生き残る分かれ目になります。”荘園”と呼ばれる自分の拠点を作っていきますが、ランダムでゾンビの襲撃を受けたり、他のプレイヤーからの襲撃を受けることもあります。
ゾンビから襲撃される時は画面上にカウントダウンがされ、それまでに必要な準備をしていく必要があり、拠点にいても100%安全ではないのも特徴です。
中国企業の作ったゲームということもあって、春節や月餅など中国の文化が登場する新鮮さもあります。

STP分析

スマホゲームに限らず、PS4やPC、Xboxなど置き型ゲーム機でも数多くのゾンビゲームが販売されています。
ウイルスによってパンデミックが起きているからこそ、ゾンビゲームの世界へ没入しやすい状況とも言えるかもしれません。
その中で、
ライフアフターのターゲットを
「学生や社会人など可処分時間帯の決められた人」であると設定しました。
その理由として、イベントの発生時間があります。
ゲーム中のステータスに空腹値と、精力値があります。
この精力値は、歩いたり、走ったり、資源を回収すると減っていきます。
減った精力値を回復するには、”鶏モモ弁当”を食べるか、リアル時間が経過することでしか回復しません。
この”鶏モモ弁当”を獲得できるイベントが、1日2回あります。
・1回目:午後12時~午後2時まで
・2回目:午後5時~午後7時まで
時間帯を見て分かるようにリアルな休憩時間&仕事終わりの時間に設定されています。
時間に関係なくゲームの出来る人と、時間制限のある人での差を出来るだけ少なくする仕組みになっています。
これはイベントの1つですが、拠点を襲撃される時間も午後9時だったり、他のイベントも時間制限のある人へ配慮した設定になっています。
誰もが参加できる時間に設定することで「リアル時間×習慣化」というポジショニングを作っていると仮説を立てました
ここまでの分析を基に、ポジショニングマップを表すと以下の通りになります。

ポジショニングマップ

※ゾンビゲームアプリの特徴をまとめてみました。
・イントゥ・ザ・デッド 2 [Into the Dead 2]/自動で進む主人公の方向を変え、現れるゾンビを攻撃して進んでいく。
・Age of Z/資源を集めて町を成長させつつ、国境を越えて他ユーザーと繋がれる。
・地球最後の日:サバイバル(Last Day on Earth:Survival)/資源を集めて拠点を作り、生き残る。
・ライフアフター/資源を集めて拠点を作り、イベントをクリアしてレアアイテムを取得する
・DEAD TARGET: デッド ターゲット ゾンビ/大量のゾンビをひたすら撃つ

マーケティングミックス4P分析

Product(製品)
ライフアフターのアプリ
Price(価格)
基本無料で、アイテムなどの課金システム有。
Place(流通)
キュレーションサイトからのダウンロードおよびAppleやChromeを経由して提供。
Promotion(広告)
TikTokやTwitter、YouTubeなどの広告、およびキュレーションサイトによる宣伝。

ライフアフターのマーケティング戦略とは?

ユーザーの生活スタイルによってプレイ時間が異なり、仕事や学校に行くと制限を受けますが、
・時間制限による影響を少なくしていること
・ゲームイベントをリアル時間とリンクさせてプレイしやすい環境を作っている
この2点がライフアフターの戦略だと仮説を立てています。

自分がCMOだったら?

ゲームをし続ける要素は何か?と考えると、
・没入感
・やりこみ要素
・軽さ
・アップデートの多さ
この4つが挙げられるのではないでしょうか。
実際に私がプレイしていて感じることですが、あっと言う間に時間が過ぎます。
そして、イベントが定期的に発生していてアップデートは多い印象です。
Wifi環境&非Wifi環境の両方でカクつく現象はほとんどありませんでした。
そこで、

やりこみ要素をさらに増やしたいと考えました。

・ユーザーの住んでいる地域によって限定マップを作成
・そのマップ限定のアイテムを投入してユーザーをさらに引き込む
・条件を満たすことで他地域の限定マップでのプレイを可能とする
・限定マップのクリア数によってレアアイテムを獲得できるようにする
ゲームにはまる要素として、
収集欲を満たすことにあるので限定アイテムによるユーザーへの訴求は効果的だと考えました。

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