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クリスマスと言えばケンタッキー・フライド・チキン!のマーケティング戦略とは?
ケンタッキー・フライド・チキンの#マーケティングトレース
会社名:日本KFCホールディングス株式会社
業界:チキンやサイドメニューなどパーティー向け飲食品の提供。
代表者名:近藤 正樹
理念・ビジョン:「おいしさ、しあわせ創造」
売上高・営業利益:79,634百万円・4,785百万円(2020年3月期)
従業員数:856人
トレース目的:「クリスマスと言えば、ケンタッキー」のイメージを付けたマーケティング戦略を学びたい。
マーケティングトレース参考URL
・日本KFCホールディングス株式会社
https://japan.kfc.co.jp/
ケンタッキー・フライド・チキンとは?
企業名にもなっている、ケンタッキー・フライド・チキンです。
チキンも有名ですが、サイドメニューのチキンクリームポットパイやビスケットなども美味しいと評判の商品です。
創業者のカーネル・サンダースさんはアメリカの方なので、七面鳥を焼く習慣から派生していると仮説を立てましたが、明確には分かりませんでした。
STP分析
STP分析のベースとなるKFCのカスタマーアクションについて考えていきます。
・子どもも大人も喜ぶ食べ物が欲しい
・唐揚げとは違う、チキン料理が食べたい
・パーティー向けの食べ物が欲しい
・おかずじゃない、チキン料理が欲しい
同じ鶏肉料理の唐揚げとの違いを考えると、
クリスマスの非日常感を提供していることだと仮説を立てています。
唐揚げが家庭の味とするならば、
ケンタッキー・フライド・チキンには特別感があります。
このカスタマーアクションを基に、チキン市場の中でのケンタッキー・フライド・チキンのセグメンテーションとターゲティングをしていきます。
結果は以下の通りになりました。
次に、KFCのポジショニングをまとめるとこのようになりました。
4P分析
Product(商品)
ケンタッキー・フライド・チキンやサイドメニューの提供。
Price(価格)
2,800円~※クリスマスパック。
Place(流通)
店頭での販売および受け取り。
Promotion(広告)
テレビCMを基本にして、各種SNSでクリスマスと言えば、KFCとイメージ付け。
ケンタッキー・フライド・チキンのマーケティング戦略とは?
1. 安売りしないこと
2. パーティーサイズ
3. シンプルかつ目立つ容器
この3点がケンタッキー・フライド・チキンのブランド力を維持して高めている理由だと考えています。
ケンタッキー・フライド・チキンの味は唐揚げとは異なっています。
けれど、
味での差別化が戦略ではなくパーティー向けの商品として、
パッケージの色や容器にブランドを埋め込み、
安売りをしないことで価値があると顧客に訴求していると考えています。
取り組み内容としてはシンプルだと感じます。
けれど、シンプルな商品で長い年月に渡って利益を出し続けるKFCは、
学ぶ所が多いのではないでしょうか。
※売上高と営業利益の推移をグラフにまとめました。
自分がCMOだったら?
自宅でクリスマスパーティーをするお客様向けの商品として、
・飾り付け
・音楽
・紙コップやウェットティッシュなど
クリスマスを盛り上げるサービスパックを作ります。
飾り付けのための道具を揃えるのは手間がかかります。
「クリスマスと言えば、ケンタッキー・フライド・チキン」
のイメージを強化するためのサービスパックを作り、
販売することで料理の販売にも繋げます。
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