犯人は誰?

花山みつる著作短編小説

大学で人狼ゲームにハマっていたら、僕の身の回りに危うい事が起きた
経済学部の白山の使っているロッカーがバットで殴られ、鍵がこじ開けられ、ロッカーの中にあったプレミアの付いたマジカル戦隊サンルート君のフィギュアが盗まれていたとゆうのだ

どこからか探偵の斉木さんがやってきて
周りの生徒の事情聴取が始まった
船木君「僕じゃありませんよ。僕は昨日は、ホラー映画の配信があるからと、すぐに帰宅して学校には残ってなかったんです」
渡辺さん「私でもありません。メイク道具を買いに行くのに学校を跡にしました。フィギュアとかあまり興味が無いんです」
葛城君「僕は高校の時野球部でしたが、僕でもありません。金属バットなんてもう数年手にもしてなくて、今はなにもサークルに入ってないんです。昨日は帰宅していました」
前川さん「私でもありません。友人とカフェでパフェを食べながらおしゃべりしてました。白山君がマジカル戦隊のフィギュアを持っていた事も知りませんでした」
山川君「僕でもありません。僕はよく白山と揉めていましたが、こないだ一緒に映画を観に行って、それからは仲良くしてるんです。昨日は一緒にいませんでした」
相坂さん「私でもありません。昨日はそもそも学校に来てなくて、サッカーの試合を観に行ってました」

もしや人狼ゲームかな?と僕は思った

すると探偵の斉木さんが
「ほほう……バットとしか言ってないのに金属バットとはよくわかりましたね」


おしまい

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