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クルエラ【感想】

こんにちは、ミツカドです。
今日は「クルエラ」(原題:Cruella)についての感想をつらつらと書き綴っていこうと思います。

あらすじ

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ディズニーアニメ「101匹わんちゃん」に登場した悪役クルエラの誕生秘話を、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン主演で実写映画化。パンクムーブメント吹き荒れる70年代のロンドンに、デザイナーを志す少女エステラがやってくる。情熱と野心に燃える彼女は、裁縫やデザイン画の制作に打ち込み、デザイナーへの道を駆けあがるため切磋琢磨する。そのままデザイナーへの道を進んでいくと思われたエステラだったが、カリスマ的ファッションデザイナーのバロネスとの出会いが、エステラの運命を大きく変えることとなる。夢と希望にあふれた若きエステラが、なぜ狂気に満ちたクルエラとなったのか。その秘密が明らかにされる。エステラの運命を大きく変えるカリスマデザイナーのバロネス役を「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」「美女と野獣」のエマ・トンプソンが演じ、「キングスマン」シリーズのマーク・ストロングらが共演。「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスピーがメガホンをとった。2021年5月27日から劇場公開され、5月28日からDisney+でも配信(追加料金が必要なプレミアアクセスで公開)。

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感想

体感視聴時間: 短い ◇◇◆◇◇    長い
映画の雰囲気:賑やか ◇◆◇◇◇ しんみり
話のテンポ : 早い ◇◆◇◇◇ ゆっくり
視聴方法:皆と一緒に ◆◇◇◇◇ 一人静かに

細長い手足に白と黒のヘアスタイル。
大きな口をふちどる真っ赤な口紅が印象的なクルエラ・ド・ビル。
悪者と言っても魔女とは違う。悪党と言っても金儲けの為じゃない。毛皮の魅力に取り憑かれ、それを追い求める。自分に正直で真っ直ぐだからこそ感じるその残忍さは、その頃知っていた主人公を邪魔する「悪役」とは違う。そんな得体の知れない恐怖、不気味さを幼いながらに感じたのはきっと私だけじゃないはず。
そんな彼女が登場するディズニー映画「101匹わんちゃん」では描かれなかった一面を描いた、今回ご紹介する「クルエラ」は一体どんな物語なのか。
アニメーションでのクルエラのイメージには無かった「ロック」な雰囲気のポスターに、見る前からワクワクが止まりません。

※以下ネタバレ含む

母を想い、夢に燃え、そして復讐に染る

昔からどこか突飛でとんがった彼女。大人しい?普通?そんなものは私の辞書にはないと言わんばかりの振る舞いは天才とサイコパスの紙一重。そんな彼女の母を想う気持ちは人一倍で、こんな自分を愛してくれる母を心から誇りに思う、母親を心から愛する子でもある。

愛する母を想いながら、善いとは到底言えない行いをし、そして暮らしをしていても、決して忘れることはないファッションへの夢。

追い続け、掴み取ったその夢への一歩までは、正にどん底にまで落ちても夢を忘れなかった女性の物語。

だったのに。

一体彼女を変えたのは何か。
憎しみ?

それとも初めからずっと居続けていたのか。
本性?

けれども、彼女の不敵な、そして不気味さを感じる笑みと瞳に吸い込まれてしまうのは、作中に登場する人物達だけではないだろう。

「クルエラ」これは彼女の物語。

そして見終わる頃のあなたは、彼女が織り成す世界の虜になっている。


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