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【OUT21巻】裏社会のヒエラルキーは変わらずヤ○ザがトップだ。だから、アウトローはそこへ向かうしかない【感想】

この記事では、OUT21巻について書いていきます。この漫画は認知度が低いので、知らない方はまず21巻巻までを買ってから読んでください。

数少ない男臭い漫画です。こう言う漫画がなくなって、異世界ものばかりになるのはつまらない。

21巻あらすじ

長嶋圭吾の過去と共に明らかになっていく皆川状介が見据える斬人の将来のビジョン…。それは、不良・半グレを大きく逸脱するものだった。各メンバーの思惑が絡み合い、徐々に崩れていく西千葉最凶5代目斬人の絶妙なバランス…。もがけばもがくほど、若きハズレ者たちは深く沈んでいく…。そして、物語は現代へ…。強すぎる因縁は凄惨な暴力となって衝突する。この狂乱の殺し合いの、次の犠牲者は誰だ!?

21巻では、少し大きな話が出てきて不良たちの将来へのビジョンが見えたのでその辺りについて。

5代目斬人の総長『皆川』は、表社会で生きられないアウトローの集うコミュニティを作ろうとしていた。

斬人は18歳までのコミュニティ。

それを斬伐会と呼んでいた。

このメンバーは暴走族斬人から選抜されたメンバーで構成される予定だった。(おそらく残虐性に長けた人のみ)

この組織は半グレやマフィア的な立ち位置と思われていたが、フタを開けてみると『ヤクザ』だった。

それは皆川の視点における、裏社会のヒエラルキーのトップはいつでもヤクザであるからだ。

斬伐会は、暴走族の支援者(多分OB)の支援を借りて独立独鈷の極道としてあろうとしていた。(おそらく危険に感じた何者かに皆川は消された)

皆川はヤクザが嫌いだと言う。彼らを我欲の塊だと思うから。彼やバランサーの福山の母親はヤクザによって、人生を壊された経験がある。

だが、皆川はヤクザの世界に入って闘うからこそ変えられる世界があるのではないかと施策していた。

皆川はこう考えていたころに、下の世代から裏切りを受けて、致命傷を受けた後に何者かに殺されたとされている。

実際のところはまだわからないし、皆川の考えていたこともまだ定かではない。

おそらく彼の始めた暴走族同士の抗争に耐えきれない下の世代が彼を潰すことを条件に、抗争の終了を約束したのだろう。

それを憎んださらに下の世代と、6代目の世代の抗争が今の時間軸である。ここにアイスマンが加わることでまた歪んでくるはず。

もしや、井口が連絡取ってたのはアイスマンの可能性もある。アイスマンと皆川の妹は付き合ってたようだし。

全く先は見えないが、ここまでくるとこれが井口の更生生活の話であることはみんな忘れてしまってと思う。この抗争に入ってから3年は経ってるし。


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