R 〜はじめの一歩〜
先日シリア地震のチャリティー企画でR〜はじめの一歩〜という話をさせていただきました。その時の資料を公開します。
内容
Rを始めるときのおすすめの書籍
どれも初心者が学ぶ上で有用かつ辞書としても使えるような本ばかりです。
通称宇宙船本という代表的な書籍です。統計以外にもRでこういったことができるというイメージがつきやすいと思います。
個人的には前処理本と考えています。そもそもRを使って分析する前に手元のデータが分析できる形になっていないことが多いのですが、この本である程度の前処理の方法がわかると思います。
集計してどう魅せるグラフを作ればいいか?に関しては上記3冊でかなりカバーできていると思います。
Rを使って統計を学ぶのであればおすすめの本です。
勉強の始め方
手前味噌ではありますがこのnoteを一通り行って書籍を読むと理解はスムーズになると思います。そのつもりで構成しています。ただ前ブログでは統計とグラフまで記事を作っていたのですが、今はまだ引越し完了していないので時間が取れれば記事を更新していきます。
特に初心者は環境構築でつまづく方も多いので、インストールは記事を参考にしながら進めるといいと思います。
学習のポイント
書籍やサイトを一度なぞっただけではいざ自分のデータで始めようとしてもうまくいかないのが世の常です。そのためRでどうすればいいかはわからないけど既に答えがわかっているものから手をつけるといいと思います。
実際プログラミングは答えが同じでも解答例は山ほどあります。最初は周り駆動方法になっても、違う書籍やググったりして(これ大事!)、自分の頭の中だけでできる事よりもわからないことを調べて解答できる力をつけることが応用が効きます。そして検索力(ググったりAIで質問するコツ)が身につけばどんどん学習スピードが上がります。
よくあるエラー
だいたいが以下のミスだったりします。
大事なのはエラーが出た時にどう対処すればいいか?ですがよくあるエラーに関して疫学のための Rハンドブックが参考になります。
自分がしているエラーのググり方
エラーの中に自分が設定した変数名があると、その変数名に関してはノイズになるので自分は外して検索したりします。
最近のAIを使った検索
最近はChatTPTなど自然言語で質問できるサービスが増えています。
AIチャットくん
ChatGPT
使ってみると得意なことと苦手なことがありそうです
(2023.03.15時点)
エラーの検索には強い
エラーは変数名も含めてまとめて検索してもほぼ問題なさそうです。
逆にあった方がより具体的な回答が得られる印象です。
具体的な指示が出せないと○○したいの完璧な回答は得られないことがある
上記の命令だけだとパッケージは合っていましたが、綺麗なグラフまではできていませんでした(データがグラフをはみ出している)。他にも正解だけど回りくどいコードが出力されたりなど、出力されたけどその良し悪しが判断できる目がないとまだ一部苦労するかもしれません。
パッケージの候補はうまくいった
したいことのパッケージ名の候補を挙げてもらうのは得意そうでした。自分が知らないパッケージまで教えてくれました。パッケージ名さえはわかればググれば色々なサイトが出てきます。したいことがあれば…
ChatGPTでパッケージの候補を教えてもらう
パッケージをそれぞれググり自分に合いそうなのを見つける
ググったサイトを頼りに自分で書いてみる
エラーが出たらそのエラーをChatGPTに投げて解決する
といった流れで使うとよさそうな気がしています。ただまだ自分も使い慣れていないので改善の余地はあると思いますが、改善できることにはRのスキルも同時に上がっている気もするので、最初は上記のような始め方からでも良いと思います。
ChatGPTの使い所に関しては以下の記事がヒントになると思います。
まとめ
今回はチャリティー企画で話した内容を備忘録としてアップしました。
これからRを勉強してみたいという人の参考になれば幸いです。
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