記事一覧
Fountain of heat
俳句プラグ(28)
根しょうがをポキリポキリとかじる夜
ぬばたまのねむけの黒に揺らぐ月
暑すぎてしどろもどろの夜と夜
じゃんけんでジュースを買いに熱帯夜
玉葱の露店定点何仕込む?
朝の蝉チルチルミチルチルアウト
炎天や腕から外し腕時計
ジンジャー ジンジャー ジンジャー
俳句プラグ(26)
水無月やチーズケーキの淡き白
ぼっかりと一塊の木の夕べ
とめどなく雨降ってノンアルビール
ラムネの青 青空の青 息も青
蛙鳴く わがふるさとは牛蛙
Da u know ? (so old…)
俳句プラグ(23)
風見鶏 風の吹くまま左右
食める鷺 両手に嬉々と数へけり
ドクダミや忌地に開く白き花
紫陽花の育つや三歩寒戻る
地の苺夏に赤らむ頬の赤
朝という朝を待つその紙風船
破調 断裂 オーバーラン
俳句プラグ(22)
こんがりと愛する人と素肌灼く
馬鈴薯の花の紫 楚々として
自然薯の粘りのネバの懐かしさ
山手線の電源知らず過ごしけり
らっきょ煮の鯨の皮はべっこう色
丘一式パネルに変ず機械装置
つっかえる きゃりーぱみゅぱみゅ グミに似て
春Gone(´・ω・`)
俳句プラグ(17)
またしても鷺飛び去ってただの田よ!
夏来ぬと天に告ぐるや鯉のぼり
ソーダ水また買っている謎である
はつらつと分子スパークせよ五月
青竹にほとばしりける水気かな
さくさくと波のまにまに揺られけり
春もまたねたみ深きや返り咲き
五月雨まどひ迷ってマヨネーズ
曇天も骨身ほぐれる小倉城
触れてゐる君の鼓動に海想ふ