チームラボ「サマーインターン」へ参加したお話

はじめに

この度、2022年8/22〜9/2までの2週間で「チームラボのサマーインターン」(リンク)へ参加させていただきましたので、そこでの感想や学んだことをこの記事へ纏めてみたいと思います。
記事としてまとめることで、自分自身がインターンで学んだことなどを後々振り返ることができることはもちろん。これから先で就活の軸としていくようなことを自分の中で明確に持つと言う意味で投稿したいと思います。
ですが、実際にチームラボの「インタラクティブチーム」インターンでどう言ったことを学べるのか?といった部分が気になって閲覧されている方も多いかと思いますので、そういった方々へ少しでも何かしらの情報等を届けられたら嬉しいです。
本記事を書いているのが別インターンへ参加期間中ということもあり、内容の日本語部分が少しおかしい部分もあるかもしれませんが、ご容赦いただけますと幸いです。

自己紹介

大学:私立理系(情報系)の3年生
経歴:Unityに関する大会で受賞した事はあり、Unityの基本知識は一応持ち合わせている。
技術:Unityを触って早4年ほどになる人
趣味・特技:
ゲーム🎮「Apex,FPS」,写真📷 , 料理(お菓子作りが好き)🍳,魚が好きすぎて熱帯魚飼ってます!🐠
特徴:
シェーダー等は書いたことのないグラフィカル部分はよわよわのエンジニア
Unityは触れるけど、全然力が足りないと感じて必死に勉強している人
もっとー: 好きなことに全力で!

チームラボとは

チームラボとは「アート」や「Webサービス」「モバイルアプリ」の開発等をおこなっている会社となります。

最新のテクノロジーを活用したデジタルソリューション、大規模なシステム開発や、プロダクト、デジタルコンテンツの作成、都市計画や建築空間設計などを行う。
アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、デジタル社会の様々な分野のスペシャリスト総勢800名から構成されているウルトラテクノロジスト集団で、アート、サイエンス、テクノロジー、クリエイティビティの境界を超えて、集団的創造をコンセプトに活動している。

会社説明資料より引用:https://speakerdeck.com/teamlab/teamlab-saiyo-deck

会社説明資料にもあるように様々な分野のエキスパートが集まってプロダクトを作っている会社になります。
実際に皆さんが目にしたことのあるような作品であれば「お台場にあったチームラボボーダレス(8/31閉館)」や「豊洲にあるチームラボプラネッツ」「ブルガリ銀座タワーにある蛇のイルミネーション」「都心部でよく見かける液晶画面タイプの自販機acure pass」などアート作品だけでなく、日常でも見かけることの多いプロダクトを制作している企業様になります。

テクノロジーとクリエイティブの境界はすでに曖昧になりつつあり、今後のこの傾向はさらに加速していくでしょう。そんな情報社会において、サイエンス・テクノロジー・デザイン・アートなどの境界を曖昧にしながら、『実験と革新』をテーマにものを創ることによって、もしくは、創るプロセスを通して、ものごとのソリューションを提供します。

チームラボ公式ページ「About」より引用:https://www.team-lab.com/about/

実際に掲げている理念ともマッチした企業運営をおこなっており、本当に世の中をITで楽しくしている会社であると個人的に感じております。
チームラボが今までに制作したプロダクト一覧です。 https://www.teamlab.art/art/
公式サイト:https://www.team-lab.com/

チームラボを知ったきっかけと参加理由

今回私がチームラボのサマーインターンへ参加したきっかけとしては、昨年度参加したVRプロダクトを作成するコンテストInterverse Virtual Reality Challenge (IVRC)にて作品を発表した際にお声がけ頂いたことがきっかけになります。
IVRCリンク:https://ivrc.net
というのも、先述したIVRCへ協賛する企業様のなかにチームラボがあり、その際に私のチームが作成した作品を体験していただき、チームラボの紹介となるチラシを頂いたことが始まりでした。
実際私自身は自己紹介でも記載している通り、Unityを用いた作品制作はほぼ常におこなっている一方で、シェーダーなどを用いた作品。いわゆる「メディアアート」的な作品制作をおこなったことは殆どありませんでした。一方で、友人からチームラボの制作している作品などの写真を見させてもらう事は何度かあり軽くどのような会社なのかは知っているような状態でした。そして、実際に昨年度のサマーインターンへ参加した友人からは「インターンへ参加してとても良かった!」と言った話を聞くなどして個人的にかなり興味を持っていた会社でありました。その中で、チームラボの紹介となるチラシを頂いたことで、詳細に作品について調べる機会を設けてみたところ、普段はUnityでゲームを作ることの多い自分としては、正直驚くような作品がUnityで出来上がっていると知りました。そこで、是非インターンへ参加し自分自身としての学びと知識を広げたいと考え、本インターンへ参加しました。

インタラクティブチームとは

一言で言うとの部分が新卒採用ページに分かりやすく書かれていた為、そちらを一度引用します。

「[チームラボ ボーダレス](<https://borderless.teamlab.art/>)」や「 [チームラボプラネッツ](<https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/>)」のコンテンツのような、リアルタイムでインタラクティブに動くデジタルサイネージやアート作品を制作しており、企画 / デザインの段階からミーティングに参加し、開発を行います。

引用チームラボ新卒採用ページ:https://www.team-lab.com/recruit/fresh/interactive_artist/

新卒採用ページにも記載があるように、「チームラボ ボーダレス」や「チームラボプラネッツ」で展示されているようなインタラクティブ(手で触るや静止、歩くなど)で作品がリアルタイム変化するものを作るようなチームになります。
作品で例を挙げると以下のような「クリスタルユニバース」や「花と人」などはインタラクティブチームも関わって作成されている作品になります。

クリスタルユニバース©︎チームラボ
花と人©︎チームラボ

その他本記事にて紹介されている各種チームに関しては以下のページにて詳しく紹介されています。
インタラクティブ:https://www.team-lab.com/recruit/fresh/interactive_artist/
工作室:https://www.team-lab.com/recruit/fresh/product_engineer/
カタリスト:https://www.team-lab.com/recruit/fresh/catalyst_creative/

インターンの内容

基本的にインターンの際は1人のインターン生に1人のメンターさんが付いて、様々なことを教えてくれます。
今回は1つのお題をメンターさんと一緒に決め、決めた作品の制作を2週間ひたすら頑張るものになっています。
インターンでどの様なことを学んで、どの様な作品を作ったかは後述の「作成した作品」で深く触れたいと思います。
インターン時にはメンターさんの作った作品を見せていただいたり、カタリストチームとのミーティングや班定例、チーム定例など様々な社内での動きも実際に見せて頂き、チームラボのインタラクティブチームで働くとどの様な形で動くのかといった部分全てを学ぶことができ大変有意義な内容になっていました。
他にも、メンターさんから「見てみたいチームなどはないか?」と質問され、そこで工作室の見学をお願いすると、実際に工作室のあるブースに連れて行って下さりました。
工作室で作られているものはチームラボの作品として各地で展開されている様々なデバイス等のハードウェア部分を作るチームとなっており、スクリーン作品やドローン作品等でインタラクティブチームとの繋がりもあるチームとなっています。
見学させていただいた時には工作室で現在行っている内容など、実際に働いている方々から直接お話を聞けたり実際に見せていただくなどして、インタラクティブチームが作ったのもがどうやって展示されているのか?といった部分など工作室について深く知ることができ、チームラボ作品についてより知ることができたと感じています!
また、他チームの社員さんインターン生とランチ会することもあり、他チームの動き方やどういった業務とインターンをおこなっているのかなども聞くことができ、非常に面白い話をたくさん聞くことができました!

その他インターン時の内容

インターン時の宿泊地と交通費に関してはチームラボから全額が支給されました。宿泊したホテルも勤務地から徒歩15分程度の場所にあり、基本的にインターン期間中はインターンの内容に全力を注げるような形になっており、学びを得る上でその他(インターンの勤務時間が終了後すぐに休める)の部分で疲労等が貯まることもなく、非常に良い環境でインターンの内容に全力を注ぐことができた形になります。
他にもインターン参加の特典?として、チームラボボーダレス(1日目)とチームラボプラネッツ(初週の週末)への見学会を実施して頂き、チームラボが作っている作品に触れる機会を設けてくださいました。
今回はインタラクティブチームとしてインターンへ参加していることもあり、チームラボの作品を見る視点もかなり細かなものになっていたと感じています。見る作品のどういった部分にインタラクティブとしての要素が組み込まれているのか?といったことやこの作品はどうやって実装されているのかを考察したりなど、同じインタラクティブチームに所属するインターン生と雑談しながら回ることで、非常に楽しむことのできた見学になったと感じています。
(もちろん写真撮影などもして、作品そのものも楽しみましたよ!)

作成した作品

実際に作った作品などは残念ながらレポートには記載できませんでした。ご了承ください。
今回のインターンで作成した作品のコンセプトは「秋の池に浮かぶ落ち葉とそこに泳ぐ鯉」をお題にしました。インタラクションを受けることで落ち葉がその受けた場所から、広がり下で泳ぐ鯉が見える様になります。そしてその広がった場所に鯉が集まることで、落ち葉から鯉が頭を出してくれるような作品になっています。
タイトルは「秋鯉の空」という名前(作品名をつけた方が最終発表とかで目立つかな?と思って名付けてあげました笑。でもアイデアを思いついた後に付けたタイトルではあるので、取って付けたタイトルではないですよ!?笑)です。
作品のイメージとして、この作品の主役は作品を見る我々人間ではなく、鯉が主体である作品をイメージしています。実際にインタラクションをすることで落ち葉が広がり、鯉にとって落ち葉で隠れて見えなかった空が見える様になります。空が見えた鯉は人間から餌をもらえると思い近付いてきますが、手で触れるなどのインタラクションが終わった途端に餌がもらえないと知り、散っていきます。そういった鯉にとっての見える空と儚さをイメージした作品になります。
余談ですが、この作品を考える上である芸大生に相談をしたのですが、色々なことを語ってくれました。
例えば作品として何を表現したくて、僕の考えている事は何なのか?そして、その考える上で今の自分でできることだけが中心になって、良い作品を作る為の思考が遮られてできていないのでは?といったフィードバックなど、さまざまなお話しを頂いて出来た作品でもあります。私自身こういった作品に対してのアイデアを出したりといった機会を設けた事はなく、芸術的な作品を考えることとはどういう事なのかといった事を考える良い機会にもなりました。
特に作品を作る上で、この作品を見た人に見た結果どうなって欲しいのかという体験をどうやって表現して、シナリオを作るのかといった部分が刺ささり、これからも自分自身で作品を作る際の軸にしたいと考えている程に大きな学びを得ることができたと感じています。

参加して良かった点

参加して良かった点はやはり、今まで触ったことのなかったシェーダーについて学ぶことができ、自分自身のUnityで作品を作る力が確実に上がったという点です。今までシェーダーというものを食わず嫌いしていた節も自分自身の中であり、今回のインターンを通してそういったものに対しての知識を正確に身につけられたという視点で非常に大きな学びになったと感じております。
またチームラボのインターンに参加したことで、作品を制作しているインタラクティブチームを裏側から見ることが出来た事が非常に様々な魅力を知ることができました。自分自身今までにチームラボ作品へしっかりと触れた事がなかったのですが、今回のインターンを通して作品に込められた想いや、作品を作る上でのお話など非常に様々なお話をして頂きました。そういった話を聞くことで、チームラボ作品の魅力を正確に知ることができたことが非常に良かった点であると思っております。

最後に

このインターンではシェーダーの事も学びながら、Unityを用いたメディアアート制作の最前線を見る事ができた「最高にクリエイティブな2週間」であったと感じております!
同じインターンへ参加する他インターン生も常に刺激になり、自分の学びなど様々な経験を積むことができました。また、普段はゲームクライアントとしてUnityに向き合っていた視点から考えてもいつもとは違ったUnityを見る事ができ、非常に楽しかったです!
何よりもチームラボで働く人に触れ、クリエイティブに本気な専門集団であることを肌で実感できたことも人生においてのかけがえの無い経験になったと確信しております。
そういった意味でも本インターンへ参加できたことを光栄に思うと共に、お世話になったメンターの皆さんと社員の皆様にこの場をお借りしてお礼できたらと思います。
チームラボの皆様。2週間という短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました!

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