撹拌機をポンプに替えるとコストも下がる?!
工業プラントや製造現場では、さまざまな水が使われています。
そのなかでも、「つねに攪拌させておかないと固まってしまう液体」や、「成分が沈殿しないように、つねに均一に混ぜ合わせておく必要がある液」もあります。
こういったケースでは撹拌機を使用していることが多いのですが、「電気代がかさむ」「定期的なメンテナンスが必要でコストがかさむ」という課題を抱えている方も多いようです。
そこで今回は、コストが下がるかもしれない方法をご紹介します。
「大きい」というコスト
撹拌機はその名の通り、液体を撹拌(かき混ぜる)するための機械です。
簡単に言えば、大きなお鍋をかき混ぜているようなもの。
単純明快なものですが、料理をつくる鍋と違って工場で使われる「かき混ぜ」は、規模が大きく、とてもパワーが必要な作業です。
つまり、動かすのにたくさんの電気を必要とする、ということ。
これは、電気代というコストを押し上げる要因になります。
また、これは同時に、「撹拌機自体にも大きな力がかかっている」ということ。
大きな力がかかるところには、摩耗や摩耗が出やすくなります。
つまり、定期的なメンテナンスが必要になるということにもなるのです。
これが、撹拌機でよくあるメンテナンスコストがかさむ要因。
①電気代と②メンテナンスコストを大きくしてしまう原因は、単純に「大きい」というが問題だったのです。
液を送るだけじゃないポンプの使い方
そこで、こういったケースでオススメするのが、循環ポンプの利用。
「ポンプは液を送るもの」ですが、吐出配管をポンプの吸い上げ側のタンクにつなげば、自動的に「水を循環させるポンプ」になります。
下のイメージ図のように、撹拌機とポンプの大きさの違いは一目瞭然。
ポンプはこの小さな体で液体を循環=攪拌させることができるので、撹拌機をポンプに変えることで、メンテナンスコストが下がるケースがあります。
ポンプを循環に使うもうひとつのメリット
じつは、ポンプを循環に使うメリットはほかにもあります。
それは、設備のシンプル化です。
ポンプは本来、タンクにある水を他のところへ送るためのもの。
ポンプを循環に使えば、撹拌機とポンプの両方を設置する必要がなくなるため、設備をシンプルにできるということでもあります。
設備計画の時点なら初期投資コストも抑えられますし、撹拌機をやめてポンプ循環にする場合は、当然メンテナンスコスト削減の可能性があるということです。
みつわポンプでは、設置場所を柔軟に選択できる自吸式スラリーポンプや、耐腐食性の高いゴムライニング製スラリーポンプ、ステンレス製ポンプなど、さまざまなラインナップを取り揃えています。
もちろんすべてのケースで対応できるわけではありませんが、撹拌機を使っていて、「電気代がかさむ」「定期的なメンテナンスが必要でコストがかさむ」というお悩みがある方は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください。
▼設置場所を柔軟に選択できる自吸式ポンプ▼
▼耐腐食性の高いゴムライニング製ポンプ▼
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