桜の花
僕と彼女は桜の花が咲く荒川の土手に来た。
彼女がサンドウィッチを作ってくれて、僕たちはピクニックだ。
菜の花が咲く中、僕たちはレジャーシートをひいて座った。
「綺麗ね、桜」
と彼女が言った。
「桜より、君の方が綺麗だ」
と僕は言った
「そんなわけないじゃない」
と言って彼女は僕の胸を叩いた。
「桜は飽きるけど、君は飽きない」
「どうして?」
「君は美しいでけじゃなくて、天然でおもしろいから」
と僕は言った。
「もう」
と言って彼女は笑いながら僕の胸を叩いた。
本当はその笑顔が好きなんだよ。
と僕は思った。
おわり。
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