見出し画像

あの頃の君

「ねえ、君は今でもあの頃の君と同じなのかな?」
 僕は二十年ぶりに再会した真知子に尋ねた。
「同じなはずなんてないじゃない」
 と真知子はあきれた表情で答えた。

ここから先は

1,467字

もしも僕の小説が気に入ってくれたのなら、サポートをお願いします。 更なる創作へのエネルギーとさせていただきます。