20世紀少女 17
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ハルは拓司とテレビ電話で話をするようになった。
「テレビ電話ってさあ、未来に来たなあって感じるの。これってSFの世界じゃない。だって映画とかでしか観たことがなかったことが現実なんだもの。「2001年宇宙の旅」とか「ウルトラセブン」とか。私の時代は声を聞くことしかできなかったのに、顔を見ていつでも話せるのよ。すごくない? それに相手が今どこにいるかもわかるし、ユーミンの歌の「魔法の鏡」が現実にあるんだものね」
とハルは言った。
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