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短編小説

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僕の短編小説集です。
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#noteの書き方

ぱるるーだフォン

 僕は高級キッチン家電メーカーの「ぱるるーだ」が発売したスマートフォンを買った。  僕はそれを彼女に自慢する。 「この「ぱるるーだフォン」は何と言ってもスケジュール・アプリが最高なんだよ。さすが「ぱるるーだ」だよ」 「スケジュール・アプリならアプリ・ストアからダウンロードできるじゃない」 「だからさ、「ぱるるーだ」のスケジュール・アプリは他のスケジュール・アプリなんか比べ物にならないくらいに優れているんだよ」 「だからその「ぱるるーだ」のアプリがダウンロードできるのよ」 「

短いのがいい

「Twitterは短いからnoteみたいに読まずにスキするとかないのがいいわよね」  と彼女は僕に言った。 「うん。ツィッギーのスカートは短いのがいい」  と僕は答えた。 「短いからちゃんとぜんぶ読んでからイイネするし、良いと思わないとイイネしないし」 「短いから綺麗な足がちゃんとぜんぶ見えているし、良いと思わないとあんなに人気はなかったよね」 「忖度がないのよ」 「損得勘定がないんだよ、あの魅力には」 「noteでときどきものすごく長い記事があるけど、短く切って記事を分けて