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しまった、不織布マスクを使い切ってしまった。 たくさんあるからいいやと思って油断をしてた。 そうだ、コンビニで買おう。 近くのコンビニに行って、さっと買ってすぐに装着すれば問題ないだろう。 僕はすぐに家を出てコンビニに向かった。 コンビニに入ると、マスクの男が僕を見た。 男はコンビニ店員に拳銃を向けていた。 僕と目が合うと、マスクの男は僕に銃口を向けた。 「おい、お前、何でマスクしてないんだ」 と男は言った。 あの拳銃は本物なのか、と僕は疑問に思う。
「これは、嘘の口だ」 と男は言った。 「何を言っているの? これはモヤイ像じゃない。だいたいあなたが渋谷のモヤイ像の前で待ちあわせをしたいっていうからここに来たんじゃない」 と女は答えた。 「いやその」 男は戸惑った。後先考えずに言ってしまったことに後悔をしていた。 「だいたい何? ローマの休日のパロディなわけ? 嘘をつくと口が閉じるのが真実の口だとしたら、本当のことを言うと口が閉じるとでも言うの? それで何? グレゴリー・ペックみたいにこのモヤイ像に手を突っ込んで