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映画化決定!チェンソーマンの作者が描く衝撃作「ルックバック」

以前読んだ時に、ものすごく衝撃を受けて
アニメ化は短すぎるから難しいのか?でももっと認知されるべき!
と思っていたら、なんと今年の6月末にアニメ映画化が決定されていました

あのチェンソーマンの作者である、藤本タツキ先生の短編漫画です。

学年新聞に4コマ漫画を載せていた、主人公、藤野
いつも自分の描いた4コマ漫画が賞賛されて
優越感に浸っていました。

そんな時、自分の4コマと一緒に隣のクラスの不登校児京本の描く
4コマも新聞に載せても良いか?と先生に言われ、
どうせ引きこもりの描くものなんて、たいしたものではないと了承します。

しかし、実際に京本の4コマを見て愕然。
セリフも登場人物もいない、ただの風景画の4コマなのに
とても緻密に描かれてた絵を見て、藤野は言葉を無くします。

京本の描く絵を見たクラスメイトからは
案外、藤野の描く漫画って普通だな。との評価が下されてしまい…

そこから、猛烈に人物や背景の練習をする藤野ですが、
6年生になって、4コマ漫画を描くことをやめてしまいます。
そして卒業式の日、先生から京本の家に卒業証書を届けて欲しいと言われ
渋々届けに行くのですが、
何を言っても部屋から出てこない京本に嫌気がさし
即興で4コマ漫画を描いていたら、たまたま京本の部屋に
漫画を描いた紙が滑り込んでしまい
それを見た京本は慌てて逃げ出した藤野を追いかけて

「藤野先生!ずっとファンでした!!サインください!!」

と藤野に叫びました。
まさか自分がそんな風に思われているとは思わなかった藤野は
そこから、藤野と京本で漫画を描き始めることを決意します。

一見、バクマン。のパクリ?と思われるかもしれませんが
引きこもりだった京本が、どんどん外の世界へ出ていく描写や
初めて佳作を取った喜びなど
とにかく、この二人の心理描写が素晴らしく
読んでいてこのままハッピーエンドかな?と思わせるのですが
藤野と京本は別々の人生の道を歩むことになります。

そして漫画家として連載を持つまでに成長した藤野と
絵の追求をしていく京本に
ある事件が襲いかかります。

深読みすればするほど、これはあの事件を元に描いたのでは?
と思わされたり、作者の藤本という苗字は
藤野と京本の由来であり
作者が実体験した出来事なのでは?と色々と勘繰ってしまいまうほどです

1巻完結ですが、2、3回と読み深めていくたびに
いろんな伏線が出てきて、タイトルの意味や
ーー描き続ける。
というキャッチコピーが胸に刺さります。

劇場も限られているみたいなので、機会があれば
劇場版ではどんな出来上がりになっているのか楽しみです。
漫画は現在Kindle版の方が多少安くなっていますので
こちらも試し読みができます。
ページ数は少ないですが、詰め込みに詰め込まれた内容は
お腹いっぱい、胸いっぱいです。

泣きたい人、背中を押してもらいたい人、前に進みたい人へ
特におすすめします。
まずは試し読みだけでもしてみてください。

映画版のアドレスはこちらです。


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