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平将門終焉の地にある 「國王神社」

久しぶりにiPhone5(まだ持ってるw)を充電して古いデータを整理していたら、國王神社に行ったときの画像がいくつか残っていました。見ると、もう9年ほど前のデータです。
ということで、平将門終焉の地にある「國王神社」について簡単に紹介しようと思います。

「國王神社」とは?

「國王神社」は、茨城県坂東市岩井に鎮座する神社です。坂東市岩井は、平将門の終焉の地。天慶三年(940)に建立されたこの神社には、平将門が祀られています。

國王神社を建立したのは、将門公の三女である如蔵尼(にょぞうに)です。将門公の最期の地となったこの場所に庵を建てたことが、國王神社の始まりとなっています。
そして、将門公の三十三回忌には「寄木造 平将門木像」を彫り、御神体としています。なお、「寄木造 平将門木像」は、茨城県指定文化財です。

もともと庵として建てられたことがうかがえる社

訪ねたのは9年も前で記憶はいささかおぼろげですが、國王神社は、周囲を水田に囲まれた穏やかな平地にあります。季節は初夏で田植えも終わり、苗が根付いてやや伸びてきた頃。水田を渡る風が心地よかったのを覚えています。
首塚と神田明神も行っていますが、こちらは非常に長閑な場所です。


特徴的な狛犬


私はあまり見ないタイプです。


周囲にある将門公縁の史跡


國王神社の周辺には、将門公に縁のある史跡が見られます。
こちらは「石井の井戸」。将門公がこの地を回っていて喉が渇いた際、現れた見知らぬ老人が大石を投げつけた場所から水が湧き出したという逸話が残されています。
そのときに投げられたといわれているのが、この石なのです。



この老人は、将門公から素性を尋ねられると、歌を一首詠んで消えてしまったといいます。そのときの歌の中に
「岩井を守る翁なりけり」
とあることから、この地を守る神様だったのでしょうか。


さて、そもそも我が家がこの地を訪れて國王神社を参拝したのは、土地の特徴などから「父方の先祖にも関係しているのではないか」と憶測をしたのが理由でした。残念ながら違っていたようですが、とにかく穏やかで気持ちのよい場所。愛犬もともなって周囲をぐるっと散歩しましたが、行ってよかったと思いました。



國王神社や石井の井戸に関するサイトはこちらをどうぞ↓



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