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己の穢れを落とす 「茅の輪を潜る意味」

やや考えることがあり、少しの間記事は書いていませんでした。ご心配くださった方には感謝いたします。


さて、先週は夜散歩のついでに近所の神社に立ち寄り、毎年恒例にしている「大祓(おおはらい)」の茅の輪を潜ってまいりました。
トップ画像は加護していただいている八幡様の茅の輪です。そして、こちらの写真は3〜4年ほど前の近所の神社で茅の輪をくぐる様子になります。まだぷるちゃんがいた時ですね。





正面から潜り、八の字を描くように回って正面に抜けて終わります。このように、毎年ぷるは夫に抱っこされて一緒に潜っていました。


大祓は、6月30日と12月31日の年2回行われます。
神社によっては、7月に入ってからも数日間茅の輪を設置しているところもあります。

今住んでいる場所の近所の神社も7月に入ってから数日は潜れるようになっているため、我が家が毎年潜るのは夕方以降の時間帯です。昨今は、6月からすでに日中の気温が高い日が多いので、日没後も潜れるのは助かります。


ところで、茅の輪を潜るのは単に厄除けしていただくわけではありません。自分自身の穢れ(けがれ)を落とすのが本来の意味であり目的です。
穢れとは不浄のことで、自分が行った良くない行動を指します。例えば、自分を良く見せたいがために些細な嘘をついてしまったり、人を傷つけてしまったりといったことはないでしょうか。

茅の輪を潜ることで、そういった日常の穢れを浄化していただくわけです。もちろん、潜ったからそれで終わりではなく、できるだけ正していくことが大切ですけどね。

さて、以前住んでいた地域では八幡様に行くことが多かったのですが、その八幡様では毎年「人形(ひとがた)」が送られてきていました。人形に自分の名前を書き、息を吹きかけるなどして穢れを移すのです。そして、それを初穂料とともに納めてお焚き上げしてもらっていました。ぷるの穢れも、お焚き上げしてもらっていましたよ。


自分にそのつもりはなくても、些細な言動で人を傷つけてしまうこともあります。注目されたくて、つい大袈裟な話をしてしまうこともあるでしょう。
「余計なこと言っちゃったかな」
「つい嘘ついちゃったな」
そんな穢れを落として浄めていただくのが、大祓です。古くから神道で行われている、自分を戒めるきっかけにもなる優しい風習だと思います。




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