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万年筆のために日記を書く【ほぼ日5年手帳】

2024年も半分以上過ぎた先日、ほぼ日の5年手帳を購入しました。愛用している万年筆(パーカー)のためです。

昔、母にもらったパーカーを本格的に使い始めたのが数年前。それから私の使う手帳は万年筆で書きやすく、裏ぬけしないMDペーパーの手帳になっていきました。
ただ私のパーカーはペン先が太く、細かい字を書くと字体が潰れてしまいます。
今はトラベラーズノートのドット方眼リフィルにバレットジャーナルをしているのですが、5mm幅のドットだとちょっと狭いんですよね……
そちらは他に持っている万年筆で書いているのでいいのですが、何とかしてパーカーを使いたい。いや、使わなければ。

そこでMDノートの新書サイズを用意し、日記を書くことにしました。
毎日はさすがに無理だけど2,3日に一回は書きたいなと。
しかし、私はここで大きな間違いをします。
どうせ日記を書くなら『富士日記』(武田百合子)のような日記を書きたいと思い、ハードルを天にも届く勢いで上げてしまったのです。


その結果、ただでさえ難易度の高い日記に手を伸ばす機会が減り、たまに書くときはインクが出なくて、ぐるぐる、ぐるぐる……と紙に丸を書く、ということが続いていました。
万年筆の手入れは、なにより書くことが一番、と言われているので大変よろしくない状態になっていました。

その話とは別に、私はトモエリバーに万年筆で書きたいと思うようになっていました。
トモエリバーといえば『ほぼ日』。
過去に何回か買ったことがあるけれど、1日1ページを使いこなせたことはなく、今後も無理だろうと極力避けていたのでした。
だったら方眼ノートを買おうかな、それなら9月まで待った方がいいかな、なんて考えていたところでした。

そう思ってネットで方眼ノートを検索していると、『ほぼ日5年手帳』が目に入ったのでした。

5年も日記を書き続けるなんて、無理無理。

今までの人生の中で一度も選択肢に上がらなかった5年手帳。
でもA6サイズだったら書く欄がせまい! 私のパーカーで見やすく書くなら1行おきがベスト、そうなると一日3行! パーカーのためなら、ひょっとしたら書けるかも。

という経緯で『ほぼ日5年手帳』を購入したのでした。


手元に届いたのは7月、これから4年半も書くのだから今年の前半は空欄でもいいと思っていましたが、自分の手帳を見ながらさかのぼって書けるところまで書いてみよう、という気になりました。
それから数日、トモエリバーSの書き心地を楽しみながら、さかのぼって書いていきました。

バレットジャーナルにその日あったことを簡単にメモしていたことと、別な手帳に体調を記録していたこと、4月からピアノを始めて練習記録をつけていたことで、それらを見ながら1月1日までさかのぼりつつ書くことができました。
きっかけがあれば、半年前の出来事も思い出すことができました。ただメモを書いていない日はお手上げで、空欄です。
バレットジャーナルを見返すことはほとんどありませんでしたが、いざというときのために簡単にメモも記しておくといいなと思いました。
それと、なんといっても1日3行までというのが楽でした。やっぱり毎日書きたいなら、書く欄はせまいに限ります(笑)


MDノートの日記はがっつり書きたくなったときのために、このままとっておきます。
『ほぼ日5年手帳』、万年筆のために書く日記でも、5年後に見返したら感慨深いものになるのかどうか楽しみです。



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