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奈良クラブ【外野のアレコレ】

はじめに

 今日は、次の試合まで、ちょっと間が空いたので、奈良クラブやJFLの他のチームで起きた出来事について、サッカーとは関係ないことでアレコレ書いてみようと思います。今日は「外野の観戦記」ではあまり書かないことを外野から書いてみよう😁

FC神楽しまねさんのこと 

 サッカーチームの経営というのは本当に難しいんだろう。
 
 奈良クラブも2年前の2020年は、水増し事件が起こり、中川社長がいきなり辞め、胸スポンサーであるDMG森精機さんが撤退し、さらに追い打ちをかけるように100年構想クラブ失格となった。悪循環は続き、背中スポンサーの南都銀行さんも撤退し、その年の営業赤字が8,000万円の予測、債務超過になるというどん底からのスタートとなった。
 
 奈良クラブファンにとって2020年は忘れられない絶体絶命のピンチの年だった。「とんでもないことになった」とあの頃は思った。
 
 それがつい2年前の出来事だ。記事を見て他人事には全然思えない。あの時は、ずっとそこにあるだろう奈良クラブがなくなるかもしれないと思って、「自分で何か出来ることはないか?」と強く思った1年だった。SNSを始めたり、noteを始めたり、ふるさと納税、スポンサー、やれることはなんでもやった。やはりなくなってもらっては困るのだ。

 FC神楽しまねさんも、応援してくださる多くのファンの方と共に、この困難を乗り越えていくことを祈念しています🙏😌

    頑張れ❗️  FC神楽しまね✊

新拠点のこと

 今年、奈良クラブは新拠点を作ることを発表した。なんとなくそういう場所を探していることは昨年から風のうわさでチラホラと聞いていた。

 これは、サッカーを通して子供達を育成する仕事をしていた濵田社長であるからこそ出来る一大プロジェクトだ。

 しかし、先程書いたように、奈良クラブの存続でさえ危ぶまれる状況からの大きな投資、さらには、当時はトップチームの順位も低迷していたので、経営として成り立つのだろうか?と心配の声もあったと思う。

 濵田社長はnoteで、お金のことをなるべく丁寧に説明してくれている。  

 そのプロジェクトが成功するかどうかなんてのは、誰一人として分からないことだ。やるかやらないかだと思う。
 
 トップチームが今首位を狙う勢いで頑張っている。もし、悲願であるJの舞台に行けば、このプロジェクトに大いに追い風が吹く。今年は少しいつもよりギアを上げて自分も応援している。
 
 今の奈良クラブは良い意味での「正念場」なのかもしれない。

外野の2000人問題その2

 2000人問題については、半年ぐらい前に「外野の2000人問題」で一度考えた。いろんなファン・サポーターがいるということぐらいでしか考えられなかった。今日はもう少し掘り下げて考えてみる。

 奈良クラブの試合の後に、選手達が「皆さんの知り合いを1人でも一緒に観に来て下さい。」と必ず言っている。Jリーグに行くためには、平均観客動員数2,000人という要件を満たさなければならない。
 
 平均観客動員数2,000人という趣旨は、どれだけ地域に根付いているかの指標であり、ムリをしなくても、「平均して2,000人の観客が普通に来る地元チームであれば経営面からも大丈夫なのでJリーグに加入して良いですよ」という意味なんだろう。ところが今のコロナウィルスの影響下、J3のリーグでもその要件を満たしているのは約半分のチームしかない。そして、経営難に陥るチームが毎年後を絶たない。

 やはりサッカーチームの運営は厳しいのだろう。
 
 もしサッカーチームの運営が難しいものであるという前提で考えると、スポンサー収入が主たる収益源のビジネスなのに、コストをかけて観客を動員するのは、収支を悪化させてしまいかねない。それを適当に考えてしまうと、収支を悪化させ、後戻りできない正に100年構想とは逆の道を進むことになる。

 かといって、奈良クラブの試合に足を運ぶ人達は、たまの休日にスタジアムに行って一生懸命応援したり、奈良クラブの試合を楽しんでいる人がほとんどだから、冷静に考えると、ムリして誰かを誘って観客動員のために動く動機があるのだろうか?。いつもの友達といつものように観戦に行くことで充分幸せなのだ。また「奈良クラブ(濵田社長)ならなんとかしてくれるだろう」的な気持ちでいるんじゃないかな?
 
 でも、奈良クラブがなくなって困る人もいるだろう。それはたぶん奈良クラブのある日常を過ごしている人達だ。

 そういう人達は、奈良クラブがある日常を守らなければならない。
 
 もし自分が奈良クラブのある日常がなくなると困るのであれば、1人でも多くの人を自発的に誘ってスタジアムに足を運ぶことが、今後の奈良クラブの経営面から見ても、奈良クラブが行政から協力を得る面から見ても、これからの奈良クラブに関わる子供達の未来の面から見ても良いはずだし、奈良クラブと共にある当たり前の日常を脅かされずにすむことになる。
 
 そういう人達が何人ぐらいいるんだろう? 
 
 なんとなく思うんだけど、そういう人達が1人、2人と増えてくると、2,000人問題は解決していくんじゃないかな?って思う。たぶん、まだ少ないと思うけど、そういう人がいることが分かった。
 
 そしてどうやら、自分は既にその1人になっているような気もする。自分の老後、人生の後半の後半を奈良クラブと共に過ごしたい。

✳️前からJリーグに行くという目標のことについては書けていません。実はJリーグに行くということについてはまだ自分自身、理解が及んでいません。JFLでも充分に楽しいからです😌

おわりに

 ちょっと、日頃の「観戦記」以外のことを書いてみた。2000人問題は書いてみたけど、ちょっとまだよく分からない。実は人が多いのがニガテなのだ💦

 奈良クラブにハマって、試合だけ楽しむ日常から少し変わって、サッカーの勝敗以外にも、奈良クラブを通して、いろんなことを見聞きするようになった。

 またシーズンが終わったら、その時その時に思うことを書いてみようと思う。

 ちょっとは奈良クラブについて語れるぐらいになってきた😁

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