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奈良クラブ【外野の観戦記(R6.9月編)】


<はじめに>

【9月から奈良クラブのサッカーが変わる】

 9月に入ってフリアン監督から中田一三監督に指揮権が変わった。一つのやり方を積み上げてここまできたが、様々な要因のもと、このあたりが限界だったのだろう。ファンとしては寂しい限りだけど、責任のある人達がJリーグ残留を掲げて判断したことだから仕方のないことだと思う。

 この先、奈良クラブらしさを掲げて、フリアン監督の求めるサッカーを継続的に続けることになるのか、奈良クラブらしさを残したまま、様々なことを調整してサッカーをするのか、それとも、今までと全く違うサッカーをするのかは外野には分からない。ただ、間違いないのは、残りの試合はJリーグ残留をかけて戦うことになったので、内容よりも結果が求められることになったように思う。中田一三監督は大変な時に奈良クラブの指揮を引き受けてくださったと思う。

 今まで、奈良クラブを応援して「残留争い」は初めての経験だが、とりあえず外野なので、基本的なスタンスは変わらない。日常のなかにあるサッカーを楽しんで、明日の活力に変えていくのみ。頑張ろう! 奈良クラブ!!  

<9月の観戦>

 8月はホームゲームの他、鳥取や今治へ遠征に行って楽しんできた。
 奈良クラブは現在低調気味だ。路線変更も行われた。「急がばまわれ」ということなんだろう。これからは気持ちで戦っていかなければならない。
 どんな試合展開になるのか、どんな勝敗になるのか、この先のことは全く分からない。何に期待をしてよいのかも分からない。ただただ残留に向けて精一杯応援していくのみだ。
 たまには「無心」になって応援するのもいいと思う。

【カターレ富山戦(R6.9.8)】 

スコアレスドロー

 大きくやり方を変えてきた。迷わず与えられたミッションをこなすサッカーだ。そこに「判断」という要素はあまり感じなかった。突破力のあるチームに対して、守る時はしっかりと人数をかけて守り、前線の選手に「とりあえず」預けながら押し上げていく。
 攻撃面では簡単にゴール前には放り込まず、相手の裏にパスを通してシュートで終わる形を狙っていった。

まるかつサン10周年

 まつかつさんがこの9月で10周年を迎えることになった。ガヤおじさんの会社もまるかつさんの会社も奈良クラブさんも同じ敷地のなかにある。
 ともに縁に恵まれて10年間一緒に歩んできた。奈良信用金庫さんも交えて、これからもずっと一緒に頑張っていきたいと思っている。

【長野パルセイロ戦(R6.9.14)】

1-1の同点

 勝てなかったけど負けなかった。「ここで勝てていれば」という試合だったけれども、サッカーも人生も思うようにいかない。ガヤおじさんも途中でユニフォームを身にまとって、精も根も尽き果てるまで声を出し続けた。妻もこの日は初めて奈良クラブのタオルを振って応援していた。

奈良クラブサポ必勝祈願部

 次の日は長野の有名なお寺に参拝をしにいってきた。人間とは面白いもので落ち目になった時に、今まで支えてくれた人達のことを思い出したりするものだ。ガヤおじさんも今まで奈良クラブを支えてきてくれた人のことを思い出し、その人達への感謝と、その「想い」を背負って、残留をかけて戦うことを誓ってきました。

【テゲバジャーロ宮崎戦(R6.9.22)】

2-2の引き分け

 最後アディショナルタイムで追いつかれてしまっての引き分け。もう少しで勝てるところだったのに惜しかった。テゲバジャーロ宮﨑は4連勝中で、戦い方に迷いがなかった。選手が思い切って自分のすべきことをしている印象があった。奈良クラブも堀内選手と岡田選手が調子が良い。調子が良い選手がチームを引っぱって行ってくれたらとも思う。
 ちなみにガヤおじさんは鼻の手術で短期入院をして、仕事の帰りに病院によって、2~3日入院して、退院してそのまま仕事に行くというなかなかのスケジュールだ。ガヤおじさんの仕事も来年に向けて勝負ところだ。

【松本山雅戦(R6.9.29)】

 9月は遠征や入院があって、後半は少し仕事が立て込んでしまった。残念ながら松本の地まで行くことは叶わずDAZNで観戦。

1-1の引き分け

 9月の試合は全て引き分けに終わった。松本山雅戦は追いついての引き分けで、皆で走って、パスを繋いで、ゴール前で競り合って、最後は生駒選手が思い切って振り抜いたシュートが松本山雅のネットに突き刺さった。その後は、なんどもピンチを迎えながらも耐え忍んで勝ち点1をモノにした。 

CuteRobinちゃんのイベントには行けず・・・

 ちなみに9月はCutoRobinちゃんのイベントに参加することは能わず・・・。ちょっと忙しくてムリだったな。。。来月は1回行ってみようと思う。

<9月を振り返って>

 9月は、長野へのアウェー旅行に行けて楽しかった。鼻の手術をした時はひたすら寝倒した(笑) よく休めた。
 奈良クラブは苦しい状態が続いているけど、こういう時ほど「奈良一体」であるとか、「高みへ」という気持ちが試されるように思う。勝っている時は自分事のように喜び、負け始めると他人事のようになってしまうのではなく、勝っている時も負けている時も自分事のように奈良クラブな皆様方と奈良一体になって、一つでも上の順位を目指していけたらいいのにとガヤおじさんは思っている。   

<おわりに>

 昔は「Jリーグに行くために」という大義名分が一人歩きして、今まで大切にしたかったものを新たに刷新するという状態が続いていました。何をやっても積み上げているものがなく「迷走」に次ぐ「迷走」を繰り返していたあの頃。選手が替わり、監督が替わり、経営者が替わりと・・・その都度、どの都度「チェンジ」が行われてきた。
 あの頃は、もがいていたようにも思うし、空回りしていたように思う。結果は悪い方悪い方に進んでいた。

 濵田さんが社長になって、スペインからフリアン監督がやってきた。最初はやはり勝てなかったけど、続けていくうちにチームが良くなって、監督としても4年間続いて、なんとなく「奈良クラブのサッカー」というものが見えてきたようにも思う。何よりも、奈良クラブとして自分達のスタイルが確立されたからこそJリーグに行けたようにも思う。

 前は「Jリーグに行くために」が、今は「Jリーグに残るために」という大義名分が一人歩きして、また奈良クラブが迷走するのではないか?と少し不安に思っている。「Jリーグありき」ではなく、せっかく創り上げた奈良クラブのサッカーを大事にして欲しいという気持ちもなくはない。

 フリアン監督から中田監督に変わって、確実に勝点は積み上がっているように面う。全体的にチームが躍動しているシーンも見れるようになった。個人としての長所も随所に活きている。

 しかし、なんとなく失ってはならぬものがあるような気もしなくもない。前線まで丁寧にパスでボールを運んで、チャンスを生み出し、前線からの激しいプレスで試合をものにする・・・というのは、今年はあまり見受けられない気がする。

 まとめると、「奈良クラブの目指すサッカーって何?、そのスタイルとスピリッツがあると思うけど、それはどんなもの?」で、「そこに辿り着くには今どのへんにいて、何をすれば、そこに辿り着けるの?」という目線をファン・サポーターとして持ちたい。共通の目標があって、初めて「一体」となり「高み」へ進むことが出来ると思う。それをフリアン監督が体現してくれたことは、私達への大切な置き土産だと思っている。

 本当にありがとう! フリアン監督!! 次のところでもVamos!!!

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