見出し画像

「キエフ」から「キーウ」、呼称変更の危険性【マスコミ主導の扇動・BBC「日本海呼称問題」】(2022年4月3日)

先日、政府公式において、ウクライナの首都であるキエフを、ウクライナ語である「キーウ」という呼称に改めることが決定されました。
私は、前の動画で、「キエフ」は「キエフ」と呼ぶべきと言っていたのですが、岸田政権が、このような判断をくだしたことは、非常に残念です。

ただ、こんな話をしたところで、もう政府が決めてしまった以上はやむを得ないのですが、 では、なぜ私が、「キーウ」ではなく、「キエフ」と呼ぶべきなのかというと、その具体的な理由は、前回のノートを見ていただければと思います。

今回のこの「キーウ」への呼称の変更が、なぜ危険なのか、ということで今後、①と②を覚えておいていいただきたいんですね。 覚えておいていただきたい、というのは、明日とか明後日とかではなくて、今後1年、数年後とかのです。

①マスコミ主導で行われた。
②イギリスBBC=日本海・東海並記

まず①のマスコミ主導という話ですが、今回はイギリスのBBCが、最初にキーウと言い出して、英語圏マスコミで浸透、さらに日本でも日テレなんかがそれをマネしはじめて、ゼレンスキーの演説後に、ようやく正式に決定、という流れなんですよ。

ちなみに、今回の呼称変更は、当事者のウクライナは、要請していない、というのがポイントです。 ウクラですら、日本が呼称変更を正式に発表したあとに、やっと、ゼレンスキー大統領が、「呼称変更すべき時がきた」ってツイートしているくらいに、遅いですからね。

そういう流れなんですよ。

なにが言いたいのかというと、今回のキエフからキーウの呼称変更は、イギリス・BBCを頂点とした、「マスコミ」が主導している、ということなんですね。 戦争中に、政治ではなく、 マスコミが、国家戦略の方向性を引っ張ってしまうことがどれだけ危険であるかというのは、もう、前例があるんですよ。 朝日新聞ってありますよね。 戦前、ソ連のスパイに乗っ取られて、さんざん世論を煽って、国家戦略そのもものを歪めて、日本を泥沼の戦争に引きずりこんだ新聞社なんですが、 結局、今回の戦争でも同じ事をがり返されているんですね。

つまり、今回は、日本のマスコミを操作しているのが、ソ連のスパイから、イギリスのスピーカーであるBBCに置き換わっただけ、なんですね。 ですから、日本のマスコミに、「戦前の反省」なんか、これっぽっちもない、ということがわかります。 そして、その状態で、現在、マスコミによる報道がつづいている、ということを意識していただきたいんですね。 次に、②のイギリス・BBCについて話をしたいんですが、 今回の表記変更のきっかけ、流れを作ったのはイギリスのBBCなんですね。

イギリス・BBCといえば、もちろん、イギリスの国家的なスピーカー、中心的なマスコミです。 で、このイギリスのスピーカーのBBCが2014年に、「尖閣を中国にあげれば?」という発言をしています。 しかもこのあと、イギリスは、中国主導のAIIBに参加してますからね。

で、より深刻なのが、2019年には、BBCの報道のなかで日本海と東海の並記がはじめているんですね。 つまり、BBCは、すくなくとも日米同盟や日本の味方ではない。 あくまでも、情勢によって、その姿勢をかえる、下手すると、情勢そのものをつくってくるのが、イギリスとBBCなんですね。
ということは、「キーウ」への呼称変更は、韓国が主張する日本海から東海・トンヘへの呼称変更のための布石、と見るべき何なんですね。
このへんは、私自身も、動画の中でもっと強調すべきだったと後悔してます。

今回、もう、日本は正式に、イギリスBBCが主導する「キーウ」への呼称変更に乗ってしまったんですが…。 で、誰が、BBCと結託して、日本を呼称変更にひきずりこんだのか、ということは覚えておく必要があります。 とくに強行に主張したのは、河野太郎さん、それからヒゲの隊長、自民党外交部会長の佐藤正久(さとうまさひさ)さん、それから立憲民主党などですね。

この方々のことは、ぜひ今後、覚えておいていただければと思います。 で、最後なんですが、 まあ、ここまで言っておいてなんですけど… 政府のやむを得ない事情も理解しています。 これはあくまでも、私自身が納得するための憶測ですが、 液化天然ガスの開発事業、サハリン2から、日本は撤退せず、という発表がありました。

このサハリン2からは、イギリスのシェルはすでに撤退しています。
おそらく、サハリン2に残ることと引き換えに、イギリス・BBCの方針にしたがうことを受け入れたのではないかなと思っています。 今現在、日本は、サウジとかアラブとか、中東諸国とか原油・ガスの産出国にあしもとを見られています状態なんですね。

要するに、日本は名を捨てて、実を取った、のではないかなと思っています。 ただ、名を捨てて実を取るって、けっこう気安くやる人がいますけど、「名」、名誉とか名分を捨てるって、こんな簡単にやっていけないんですよ。

「名前」って重要で、今後50年後、100年後とかに、下手したら、領土や領海まるごと、歴史文化そのものが抹殺されますからね。 だから、当然、「名前」って、それ自体が、巨大な取引材料になるんですよ。
また、機会があれば、この名称、名前の重要性についてお話できればいいかなと思います。 それでは今日もありがとうございました。

■■■動画はこちら■■■


■■■情報もと、素材もと■■■

ウクライナ首都キエフの表記「キーウ」に 政府が変更 2022/3/31 18:43

「「キーウ」に変更でゼレンスキー大統領が謝意。 「時代遅れのソビエトの表記を捨てる時が来た」 HUFFPST 4/1(金) 10:09

日中大使、英BBCトーク番組で舌戦 司会者の日本攻め質問に苦戦? Jan 10 2014

英国はなぜ西側で一番にAIIB参加を決めたのか 2015.4.2 0:02

英BBCが初めて日本海に“東海”を併記、韓国教授「これを活用し欧州メディアにPR」  2019年7月26日(金) 18時40分

シェル ロシアの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」から撤退 2022年3月1日 11時26分

名を捨てて実を取る

■■■以下はwikiより■■■
岸田文雄
イギリス
BBC
リヒャルト・ゾルゲ
朝日新聞
河野太郎
佐藤正久
田島麻衣子
サハリン2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?