見出し画像

ロシアによるウクライナ侵略はなぜ起きたのか、ゼレンスキー大統領の問題点【大国に挟まれた国家の流儀】(2022年3月10日)

はじめに

今回の戦闘では、多くの方々が難民として、国を離れなければいけないことになっていますね。
それに、犠牲になった方や、怪我を負った方も増えています。 映像なんか見ますと、これに自分や周囲の人が巻き込まれていたらと思うと、やはり悲しいことだと思います。
それと、これは戦争に限らず、災害もそうなんですが、老人とかお子さんとかが逃げている様子なんか見ると、本当にきつくて、とくに一人で逃げることができないような病気や怪我人、老人を見ていると、なんだかんだとつらくなってくる人も多いと思います。

1,橋下徹さんの見解について

だから… 橋下徹(はしもととおる)さんなんかは、さっさと降伏して(さっさと国外退去して)、プーチンの寿命がつきるまで待ってればいいんだとか、なぜか一人で叫んでいるんですが、これは、戦闘が始まってしまえば、見当違いな話ですよね。
だいたい、プーチンがいなくなったら、ロシアは侵略を止めるなんている保障がどこにあるんですか?という話になるんですよ。

2,ホロドモール

1930年代のことですが、ウクライナでは、ホロドモールという、ソ連による人為的な人口削減がおこなわれていますからね。
すくなくともウクライナの歴史を知れば、いざ戦闘が始まったら引けなくなることは明らかなんですよね。

3,大東亜戦争

戦前、日本は大東亜戦争を戦いましたが、すくなくとも連合国が、和平交渉するつもりがなかった、 その中で、神風特攻隊とか、硫黄島とか、沖縄本土の戦いとか、とにかく手当たり次第の抵抗があったから、今の日本列島や、天皇を象徴とする国家が存続できたわけですからね。
ただ、では、じゃあ、おまえ、すぐに戦場に行ってこいよって言われても… ぼくだって、戦場に行くのは嫌ですよ。
死にたくないし、まわりに爆弾落とされて怪我なんかしたくないですからね。 国は守りたい、だけど死にたくないし、怪我もしたくない…という人は、覚悟を決めて、考えるしかないんですね。
で、なにを考えればいいのかと言いますと、もちろん、ウクライナを支援するのも大切なんですが…、

そもそも、こんなことが起きないように、本来、ウクライナは最大限の緊張感を保たなければならなかったことを、 きちんと誰かが指摘しなければいけないんですね。

4,緊張感が欠如していたウクライナとゼレンスキー大統領

まず、ゼレンスキー大統領ですね。
なんでこんなレベルの人が、よりにもよってこんな時期に大統領になってしまったのか、今は戦闘中なので、支持率が上がってしまっていますが、こんな大統領を選んだウクライナ国民も反省したほうがいいです。

このゼレンスキー大統領は、「国民の僕(しもべ)」という政治風刺ドラマが人気になって、その主人公役をやっていた人だったんですが、要するに俳優、コメディアンなんですね。
もちろん、ここまで俳優として成功していますので、頭はいいでしょうし、なみはずれた精神力はあるのは間違いありません。
ですが、政治的な経験はほとんどないんですよね。
政治的実績もほとんどなし。要するに、たんに演技とパフォーマンスがうまいひとなんですね。

5,アメリカとフィンランド

すこし話がずれますが、こう言うと、おまえが大好きなアメリカのドニーもそうじゃないかとか、やっぱりドニー(トランプ前米大統領)はダメだったとか言う人もいますが、ドニーは、なんだかんだ経済・外交で実績残してますからね。
それにドニーは、実際には突然でてきたわけではなく、1999年には政治活動をはじめていて、長い時間をかけて2016年の大統領選にのぞんでますからね。
だから、やはりそのへん、アメリカはまだきちんとしてるんですよ。 話をウクライナに戻しますが、これが、ある程度平和であれば、政治家として成長する時間もあったかもしれません。
ですが、2014年からクリミア併合、ウクライナ東部での対立が発生している中で、ウクライナにそんな余裕あったんですか?という話になってくるんですね。
ドラマでの人気と、パフォーマンスがうまいだけのコメディアンに政権を握らせること自体が、国家と、主権を有する国民に緊張感に欠ける行為なんですよ。 その点、やはりフィンランドがしっかりしているんですね。

フィンランドといえば、かつてソ・フィン戦争っていって、ソ連の侵略戦争を戦い抜いた国なんですが、 そのフィンランドは、ほんの2年前までは、NATOに加盟しようなんて言う話を、あえて出さないようにしていたんですね。
これは、弱腰だとか、根性がないとか、そんな話ではなくて、大国と隣接する国家として、国際政治学とか、そんな難しい話の問題ではなくて、すこし世界史や日本史を受験レベルで知っていれば当たり前のはなしで、不用意に大国を刺激するようなことをしてはいけないんですね。

だからこそ、こと緊急事態になってようやくフィンランドは、NATO加盟を公然と表明するようになったんですが、これくらいが、小国の振る舞い方として常識、なんですよ。

6,ゼレンスキーの問題点:NATO加盟を繰り返す

で、ゼレンスキーの最大の問題点なんですが、 この人が、不用意にやたらとNATOに加盟します、ということを叫ばなければ、すくなくともプーチンを刺激しなかったことは間違いないですからね。

戦争になってから、首都でがんばってるという理由で、ゼレンスキーの支持率が上がっています。 ですが、だから有能な政治家であるというわけではないし、そもそもウクライナに緊張感がないから、こんな、国際情勢でバランス感覚のない人が大統領になって、ロシアの侵略を引っ張り込んだんですよ。 ウクライナが、もうすこし緊張感をもっていれば、ロシアだって、すくなくとも、今のようなあからさまな侵略では、手が出せなかったはずなんですね。

それと、まだ、これだけであれば、ゼレンスキーは方針がはっきりしている人、という評価をしてもよかったかもしれない。それに、ロシアに立ち向かう英雄、として無条件に賞賛してもよかったんですが… 問題点がもう一つあって、わざわざアメリカにも喧嘩を売ってるんですね。

7,次回は仮想通貨戦争とゼレンスキー

これは、私も目からウロコで、なるほどなあと思ってしまった話があるので、次回、突然ですが、仮想通貨の話をしようと思います。 それでは今日もありがとうございました。

■■■動画■■■


■■■情報もと、素材もと■■■

停戦協議進まず…“爆発音”響く中、子供や高齢者が避難3/8(火) 21:09

橋下徹氏の発言が大炎上「ウクライナ人はプーチンが死ぬまで国外退去して20年後に再建しよう」 2022.03.03

支持率「41%」が「91%」に……ウクライナ大統領、驚異の上昇 SNSで「みんなここにいます」「守り続ける」団結促す 3/1(火) 10:25

フィンランド、「NATO加盟希望」が初めて過半数に=世論調査 3/1(火) 15:31

フィンランド大統領「NATO加盟基準を満たしている」…バイデン氏と会談、露けん制 2022/03/06 07:09

■■■wikiより■■■
ホロドモール
大東亜戦争
ドナルド・トランプ
アメリカ合衆国
フィンランド
冬戦争(ソフィン戦争)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?