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人間関係リセット癖

「人間関係リセット癖」あなたにはありますか?

人間関係リセット癖とは、今ある人間関係を突然断ち切ってしまう癖のことです。連絡先やSNSを削除してしまったり、職場を変える、引っ越してしまうなど、自分を知る人を0にして全てを一からやり直そうとする癖のことです。

完璧主義、白黒思考のある人とも表現できますが、その原因の中心となるものはやはり強い劣等感にあると感じます。
多くの人が何らかの対人ストレスを抱えていると思いますが、大抵の人は全部を0にリセットする事はしないでしょう。ごめんなさいね、ちょっと極端な行動なのです。

リセットするところまで追い詰められてしまう人は、それだけ強いストレスがかかっているわけです。

一度、描く「理想」が高すぎないかをチェックしてみてください。

まず理想の自分のイメージです。劣等感が強いと理想の自分のレベルは高くなるもので、目標が高すぎると、ちょっとしたミスでも、本当の自分がバレた!軽蔑される!悪い評価が怖い!よし、もう逃げたれ!という心理状態になります。

他者への理想もどうでしょうか。何も言わなくても察してくれる、自分の理想通りのコミュニケーションをとってくれると期待していると、それが外れた時に、馬鹿にされた?たいせつにされてない!と感じ深く傷ついてしまいます。

また頼み事が断れない、うまく自己主張できないなど自分のコミュニケーションに自信が持てず不安がだんだん大きくなってしまう方もいらっしゃると思います。

リセット癖のある人にとって、誰かに悪い評価をもらう事や人と摩擦が起こる事はとても怖い事なのです。

けれど、お気づきですか?
まず自分を受け入れられていないのは実は自分自身なのです。その厳しい自分の目が厳しい審査員のいる世界を創り出してしまうのです。

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」とアドラーさんもおっしゃるように、人と関わるのは確かにめんどい、正直わたしもそう感じます。
それでも喜びや幸せだって人間が運んでくるもので、人は一人では生きられません。

それが証拠に0にリセットしても皆さんまた次の人間関係をつくろうとしますよね、やっぱり人と繋がりをもっていたいと望むのです。

それを叶えるには、ちょっとすれ違ったり、傷つけあったりしながらも誤解を解いたり、歩み寄ったりを繰り返して、調整するスキルを育てること、お互い完璧じゃなくても大丈夫なんだという感覚を味わうことです。

何はともあれ、まずは厳しい目に見張られながらも懸命に生きる自分にねぎらいの言葉をかけてほしいです。
「よく頑張ってるじゃん」「毎日えらすぎる!」「今のままでも充分にいけてる!」ほんとうにそうなのですから。

失敗OK!な場所でコミュニケーションのとり方はたくさん練習しましょうね。

みなさん本日もお疲れさまです〜。


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