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おとうさん

私は 父の提案で物語を描き始めました

"いままでに聞いたことのない話を 見たこともない絵を" と 行き詰まると

父は「日々の生活の中に物語があるんだよ」
と 言いました

慌ただしく流れる日常に 想像力を加えたら
毎日が少しだけ楽しくなるのではないかと思いました

近くの山に 足の短い愛犬ブルーノを放すと 堂々と毛をなびかせて走りました

「君の先祖は お猿さんじゃないか!僕の先祖は恐竜だぞ ガォー‼︎」
と 父はセリフを付けました

山道を走る 小さなブルーノが 大きく見えました



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