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2021年に向けてと、2020年の振り返り

※ヘッダーの写真は、今日昼に起きたせいで日の出がとれなかったので2016年10月31日に沖縄でとった日の出の写真を利用しました。すみません。

来年の抱負

『それを希望と名づけよう』
https://newspicks.com/news/3212423/body/

今自由でなくて、今平和じゃないとしても、「この先、絶対よくなる」と希望が抱けるなら、そっちのほうが圧倒的にいいからだ。

2018年8月に書かれたこのコラムが好きすぎて、何回も読み返してます。
上記の部分が個人的には特に共感してまして、大学生時代に行った成長著しい東南アジアで感じた街の空気感だったり、社会の負を面白い発想と仕組みで解決しているスタートアップの記事を読んだりして感じたものが言語化されてる!と感動したことをいまだに覚えています。

その後、製造業における業界構造の負をほどきにいっているスタートアップであるキャディに転職しました。
転職して約一年半過ぎましたが、自分の無力さを痛感することの方が多いです。
しかしながら、製造業に新しい選択肢を提示することで希望を生み出していけるような存在になっていくためにも、無力な自分の成長に自ら期待し来年も精進していこうと思っております。
2021年も皆さまよろしくお願いいたします。

とはいえ、少しは過去を振り返りどういう意味合いを今年の経験の中で感じ取れたかを自分で整理しないとなと思ったので2020年を振り返ろうかなと思います。

あくまで社会人3年目が終わりかけている現時点での振り返りで、今後違うなって思うことあるかもですがとりあえず書いてみます。

2020年1月~3月
完全に変換点を迎えたキャディに飲まれ、OPS崩壊。地獄の日々。

今となっては笑い話でいい思い出ですが、いろいろとありました。個人的には伝説の期間です。

学び①:OPS等のラインの構築は、省人化・自動化がすべてではない
この時がどういう状況かというと、(これその当時もどこかでスタートアップのOPSを表現するのに利用されていた気がするのですが、)まさにこの動画を体現しているような感じです。

ビジョンはあるが、それを支えるOPSはまだ弱く、人力の部分がめちゃくちゃ残っているという状況です。
でも、今となっては逆にあのタイミングならそれでよかったんだなと思います。
状況としては、方向転換したばかりで何がどう刺さるかわからない、けどやってみたら今の人員じゃ支えるのがギリギリなほど伸びたといううれしい悲鳴でした。

この地獄の日々が終わった後に、あきさん(弊社CTO)と飲みの場でご一緒させてもらう機会があったのですが、方向性がまだ明確に定まらないときは、ある程度OPSに柔軟性を持たせるべきで、やはり柔軟性を持たせるための最適解は(今の時点ではまだ)人なのだという話をAppleの製造ラインの話を引き合いに教えていただきました。
こちらの本のP123のフォックスコンの話で具体を知れますので是非。

OPSといえば省人化・自動化だろみたいな凝り固まった考えだった、自分にはめちゃくちゃ目から鱗で強く心に響いてます。

実際、2020年4月~6月期で登場するKLEINの登場により、この時のOPSは6月ぐらいを境に化石と化します。

学び②:きついときよりどころになるのはビジョンとそれへの納得感
この当時を乗り切ったみんなで、なんで乗り切れたんだろうねって笑いながら話しをしてた記憶があるのですが、僕のその当時の解はキャディがこれで終わるわけないという確信があったからでした。(みんなもそう言ってたと思います。)
(他の会社の事例をあまりよくは知らないのですが、、)キャディでは、とにかく毎Q全社としての方針を社員向けに説明してくれます。OKRも全部門分の説明を聞ける機会が少なくとも一回は必ずあります。

会社としてどこを目指しているか、今会社はどこにいると思っているか、だから今はこのOKRになる、っていうのが整理されたうえで伝えられるので非常に理解しやすく、納得感の醸成につながっていると思います。

会社としてはもっと先を見ているし、今きついかもしれないが、それは単純にキャディの歩みのまだまだ始まりの方にいるからに過ぎず、今後にはもっと期待ができる。冒頭の話につながりますが、まさに希望が抱けるという肌感があったので頑張れたなって思います。

結局、社外も社内も人を動かすための原動力は洗練されたビジョンとそれへの納得感なんだなっていうのが学びとなってます。

2020年4月~6月
KLEIN触り始め
(もしかしたら正確にはここらへんじゃないかも、、マニュアル書き始めたのこのぐらいな気がする、、)

KLEINという社内の生産管理用のシステムがついに実際のOPSで登場し始めたころです。(毎日が一瞬ですぎていくがために記憶の時間軸がおかしくなり、あまりいつかは正確にはわからないのですが、この時期な気がします。。)
最初にKLEINについての説明を受けたとき意味が分からなかったのですが、だんだん何をいっているかわかってくるとめちゃくちゃ感動したのを覚えてます。
KLEINについては下記をご参照ください。

学び:社内のシステムの立ち上げにかかわれる機会があるなら、積極的に早い段階から関わったほうがよい

関わった方がよいなと思った最大の理由は、システム立ち上げは会社の未来のOPSについて考えられるタイミングになるからです。

新しいシステムを立ち上げるには、今のOPSがどうなのかと、未来のOPSがどうあるべきかをバランスよく考える必要があります。
要は、自分たちのOPSの現状とこういう価値を今後はOPSの中で出していきたいということについて深く考えられる機会が必然的に発生するのです。

上にも書いた通り、スタートアップはビジョンに対して、OPSの成熟があとからついていくことがほとんどだと思います。
そういった時に、たとえ人力で進めるとしてもOPSからのアウトプットやOPSをするときの意識がビジョンから離れていないかは意識する必要があります。
なぜなら、僕たちと関わる社外のステークホルダーの方々は、ビジョンだけしか見れず、またそのビジョンのもと出力されるアウトプットしか確認ができないからです。
アウトプットでしか、ビジョンの体現度を測ってもらえない&けど、そのための仕組みはまだ不十分というなかで、どうやって今すぐによりビジョンに近いアウトプットをスピーディーに出していけるかを考える機会があったのは自分としてはとても貴重だったな思っています。

今でこそ、(社内のbizサイドの中では)KLEINについてよく知っている人として認知されているのですが、実は、要件定義段階ではほぼ入っておらず、テスター兼マニュアル作りのリソースとして入っております。システム開発の結構後の方のタイミングです。
それでも学びはかなりあったので、自分のOPSに関わるシステムのPJチームに何らかの形で早くから携われることはとても良い経験になると思います。

他にも現在進行中でいろいろと新しい経験をできているので、また解がそれなりに見えたら書こうと思います。

2020年7月~12月(一気にまとめて2期分)
営業チームの一員としての生産管理業務

この時期は、自分自身がはじめてお客様サイドへも、パートナーサイドへも距離がぐっと近づいた経験が得られた時期だったのでいろいろと発見がありました。

学び①:現場に答えが落ちている
世の中でよく言われていることなので、改めてまとめる必要はないと思いますが、この時期は非常に痛感させられることが多くありました。

いろいろとわからないことが日々のやり取りの中ででてくるのですが、ほとんどの場合大体現場に落ちてます。
何がそのアウトプットを引き起こすのかの理由や背景を現場に自ら取りに行く姿勢は改めて重要だなと思いました。

となりに座ってどういうOPSをしているのか見せてもらう。工場に出向いて機械をどう置いているか見せてもらう。組み立ての現場にいって何か不満なことはないか聞く等々
何か欲しい情報があるとき、自分で深く考えるのではなく、躊躇せずに行ってしまう方がよっぽどはやく課題解決できるというのが、もともとそこの瞬発力がなかった僕にとって最大の学びでした。

学び②:目標達成に向けた姿勢
下記のツイートを見たことある方はいらっしゃいますでしょうか?
ゴールドマンサックスの社員を5時間待たせて、帰った人はクビにするという研修です。


これを昔みた僕は、ばかげた研修だなと思っていました。
今でもやばい研修だなと相変わらず思うのですが、
もしこれを目標と照らし合わせたときに、足りないものを埋めに行く姿勢の醸成のためだと解釈すれば、とても大切なことだなと思えます。
キャディには上記の例と形は違えど、いま足りないものを執念で埋めにいく熱さが社内に溢れてます。その熱さが刺激になりまくってます。

上に書いたような現場に出向くということはある意味まったくスケールしないことで、近年の世の中がイメージするプラットフォーマーの姿からはかけ離れているかもしれないです。
ただ、目標達成のためにこれらのスケールしないことをする中で、何がスケールしなさのボトルネックになっているのか肌感をもって知ることができます。
その感覚を得られることに、めちゃくちゃ価値があるからこその「スケールしないことをやれ」という言葉につながるのかなと個人的には現時点の経験のなかで解釈しています。
また、それは目標達成のための解を見つけるためなら、スケールしないことでもそこまでやりきった方がよいという助言として、一旦解釈をしています。

この半年の中で、目標達成のために解が得られるまでやりきる姿勢が自分の中で少し向上したかなという実感があります。
周りの方の助言とか、姿をみて徐々にという感覚があるので、この環境にいれることに非常に感謝しています。

おわりに

自分用の振り返りなので若干内容薄いかもですが、今年の振り返りはこんな感じでおわりにしようかなと思います。
一番上に書いた通り、まだまだキャディとしてやるべきことがあるので今年も一層精進してまいります。
今年もよろしくお願いいたします。

また、キャディの目指す場所に共感いただける方、ぜひご一緒できればと思いますので下記リンク先をご覧いただければと思います!

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