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もしかしたら、私は泣きたかったのかもしれない。涙活ってありかもねというお話

こんにちは、河中みつきです。

子育てにどれくらいの比重を置くか。
これに関しては、人それぞれ考え方が違うので、良い・悪いといったような話をするつもりはありませんが、私の場合は、仕事と育児を半々くらいの比重にしています。

育児の比重を100%ではなく50%にしている理由は、主に二つです。

一つは、子育てだけに没頭をした結果、子どもの受験や就職、結婚など、子どもの人生の行方が自分の喜びの全てとなり、子どもに過度に依存する結果となることを防ぐため。

もう一つは、子育てだけで私の30代が終わるのは嫌だと思ったこと。

世間一般に言われる「子どものかわいい盛り」を仕事にかまけていなくて良いのか、という見方もあると思いますが、私は「母親としての自分」だけでなく、「30代の私」も大事にしたいと思いました。子どものかわいい盛りが今しかない一方、30代の自分も今しかないのだから、30代のうちにやりたいこと・30代のうちから取り組んだ方が有利なことはやっておきたい。
もちろん、夫婦二人だけでは手が足りず、祖父母の力も借りていつつ、義務を果たしながら権利を得にいっています。

今のところ、とても大変(笑)

これが良かったのか悪かったのか、まだ結論は出ないのですが、時間は巻き戻せないので、後悔のないよう頑張れるだけ頑張りたいと思い、毎日走っています。

けれど、たまにね
本当に些細な夫婦喧嘩なんかで、心のバランスはあっけなく崩れるもので
「もう全部辞めたい」
そんな風に思う日もあったりします。

つい先日、そういう日があり、その時に見たものが、
病気で戦う子を持つ親のお話(NHKの「病院ラジオ」)
祖父が他界した数か月後に、孫(祖父母に育てられた)が祖母を連れて旅行に行くお話(youtubeのオススメで出てきた、kemioさんの動画)
でした。

産前から涙もろかったのですが、産後は輪をかけて涙もろくなり、もう涙涙。
30代にもなると、色んな別れも経験するわけです。
10代・20代の頃よりも感情移入してしまい、涙が滝のように溢れてくる。

その時にふと思ったのです。
「もしかしたら、私は泣きたかったのかもしれない」と。

どれだけ辛くても、母親をしていると、なぜか弱音を吐けなくなり、泣きたくなっても泣けないことが普通になってきて
・・・辛かったみたい。
色んなお話を見ながら涙して、その時に自分の辛い気持ち・泣きたい気持ちも一緒に流れて行っていったような感じがして、救われた気がしました。

私みたいな人が、いっぱい いるんじゃないかなと思います。
辛くても、泣けない人。
いっぱい頑張っている人こそ、涙活…とまでは言わないけれど、他の人の心に寄り添いながら、自分の中の泣きたい心も一緒に昇華していくような、そんな時間を持てると良いのかなと感じました。

私が最近読んで涙した本は、以下の二冊です。

『夢をかなえるゾウ4~ガネーシャと死神』/水野敬也(著)

私はこれを読んで人生観が変わりました。毎日育児にへとへとになっている人にこそ読んでほしい一冊。
ちなみに、夢をかなえるゾウ1は自己啓発本、2は恋愛小説、3は霊感商法の恐ろしさが学べる、といった塩梅でした。
1は得るものがあるし、2も恋愛小説として面白かったけれど、3は個人的にはあんまり好きじゃないかも・・。

『ライオンの家』/小川糸(著)

自分の人生の終わりなんて考えたことがなかったけれど、良い意味でそれを意識させてくれた一冊。

頑張っている人は、自分が思っている以上に、自分が疲れているかもしれません。
「もうだめだ」となると、再び立ち上がるのがとても大変なので、
是非そうなる前に、自分の中の泣きたい心も大事にしてあげてほしいと思います。

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