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day16:そんなバナナと言いたい・・?

これはday10からの続きのお話!

家族と彼と彼の家族以外と一緒にいることがなくなった私にとって
「彼と離れる」はとても怖いといつの間にか思う様になっていた。

だから、彼が二股をかけていたことも
自分が悪い。
という訳のわからない
他人には理解してもらえない
そんな思考回路になっていた様だった。

彼が自ら告白した「他の女がいる」を聞いたのは4月の初め
それから2週間後に私の腰は激痛を受けていた。

あまりの痛さに家族から「早く病院に行った方がいい」と勧められていたけれど
彼はあからさまに病院へ行くことを嫌がった。
理由は簡単!

「他の男に触られる」

それだったら自分の家に来て(実家暮らし)
痛みが引くまでずっと居ればいいじゃん。
と言われたので、兄にそれを話したら

「とりあえず病院に内緒で行けば?」
とアドバイスをしてくれたけれど
内緒にするのは嫌だったから思いきって

「とりあえず行かせて欲しい」
と痛みを泣きながら伝えたら許可が出た。

そして病院へ行ったら・・・

「右椎間板ヘルニア」と診断された

どうやらストレスで激痩せをして筋肉が全くなくなってしまい(!)
椎間板ヘルニアの神経に触ってるとのことだった。
先生は驚いていた。
10代にアスリート並みの運動をしていて、なおかつ急激なダイエットをした人
みたいな椎間板ヘルニアのなり方と言われた。

そう。2週間で頬がこけるくらい激痩せをしていた。

そうして、先生が一度入院した方がいい。と勧めてくれたけれど
家事をしなくちゃいけないから入院はできないと断ったら
看護師さんに
「掃除しなくても死なないわよ。だけど若い時にこんなヘルニアになったら将来大変だからちゃんと治療したほうがいいわよ」と言われたが返事はしなかった。

帰宅してからその旨を家族に伝えると
あっさり
「お医者さんがそこまで言うんだから入院はした方がいいよ」
と賛成してくれた


がっ!!!

彼は猛反対!

「入院なんかするくらいなら、うちに来た方がいい」

その一点張りだった。

結局、その事を担当医に伝えると

「即効、入院した方がいいよ。色んな意味でね」

と言われ半ば強制的に入院することになった

彼と離れることが怖かった
反面
彼と離れていることが楽だった

一応毎日電話はする
週末はお見舞いに来てくれた

だけど親友とどうしても会いたくて
電話をしたら驚いてすぐにお見舞いに来てくれた

その後も友達を何人か連れてきてくれた

彼からは「いつ退院するの?」と毎日聞かれた
自分のことを大事にしてくれているからかな?

と思ったら。。

「早くエッチしたいんだよね」

と。。。


入院して1ヶ月が過ぎた頃一か八かで「二股の相手」に電話をした

彼女の第一声は
「退院できましたか?」
だった。

よくよく聞くと彼は彼女にしつこく電話をして
最初は断っていたけれど
家まで来てしまった。
だけど、私に対しての罪悪感を感じたので外で食事はした。ごめんなさい。
でもそれ一回だけです。
と恐縮されたのでいいよいいよ。正直に話してくれてありがとうね。と伝えて電話を切った。

そして同時にある決意が生まれた。。。

そんなバナナと言いたいことが多過ぎた1994年の梅雨時でした。うふふ。

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