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アチチ反応と血管平滑筋

今回はアチチ反応と血管平滑筋について解説します。

血管平滑筋を知ろう

血管平滑筋とは、主に細動脈を取り巻く筋肉のことです。
血管平滑筋が収縮すると血管は細く、血液が流れ辛くなり、弛緩すると血管が太く、血液が流れやすくなります。

この血管平滑筋の大部分をコントロールしているのが交感神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経に大きく分けられ、交感神経は活動時に働きが高まるとされています。

皮膚へ栄養を送る血管も、筋肉へ向かう血管も、もちろん胃など消化器系に行く血管も、交感神経がコントロールしています。
そこで、交感神経の働きが重要となります。

交感神経との関わり

次に交感神経がどのようにコントロールしているのかを解説します。

血液の総量は変わらないので、どこかに血液が行きやすくなったら、別の所は行き辛くなります。つまり、同じ交感神経のコントロールでも組織によって起きる反応が異なります。

例えば、交感神経の働きが高まると皮膚へ向かう血管平滑筋は、収縮して血管が細くなりますが、筋肉に向かう血管平滑筋は弛緩して血管が太くなります。
これが全体的にも局所的に起こります。
もちろん血管平滑筋の働きは、まだまだ分かっていないことも多いようですし、ホルモンや局所的な因子も大きく関わっているので、これが全てではありません。

アチチ反応との関わり

アチチ反応は交感神経の興奮を熱刺激で鎮める考えのもと考案されました。
その為、交感神経を刺激するので、筋肉へ向かう血管平滑筋が弛緩して、筋肉が緩みます。
筋肉のしつこいコリを取るなら適所適量の熱刺激が重要となります。

最後に

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
今後もアチチ反応に関する情報をお届けします。

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