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予算書・年間収支計画を立てることで得る学び

こんにちは!
光秀マインド足立聖忠です!

昨日は福知山JCの新旧総務委員長が打ち合わせを行っているところに見学をしていました。福知山JCに限ったことではないですが、総務の経験や知識を持ったメンバーがかなり減ってきた気がします。京都ブロックでも予算や収支の資料に関するするどい意見が出せる人が少ないです。

青年会議所は、会員それぞれが会費を払い、その集められた会費で組織を運営します。この集められた会費を管理費や運営費、事業費に割り当てるのが総務の最初の仕事であり、次年度に引き継ぐ大切な仕事です。
会員数の減少で年間予算の縮小がどこの青年会議所も課題であり、会員数に対して比率割合が上がってしまう固定費は大きな課題です。
苦しいから目をそらしたり、その場しのぎをするJC活動では企業活動で上手くいくわけがありません。私はJCでの総務経験が仕事に活きています。

逆に言うと会員数が多い青年会議所は地域へインパクトのある事業を実施できています。
地域によって会費は少し前後しますが、基本は年間12万です。会員が100人いると年間予算1200万です。1200万を運営や地域貢献に使えるわけです。会員数が1000人の地域もあり、ここでは単純計算1億2000万が年間事業予算ということになります。

これだけの予算になると管理や運営も大変だとおもいますがやりがいはありそうですね。

だからと言って予算規模が少ないことが学びが無いわけではありません。少ないからこそ課題が見え、より良くする工夫をするわけです。時間もお金も有限です。効率的で効果的な運用は企業活動や個人の活動へも大きな影響をするでしょう。

私もこの予算感からくる計画を自社でも取り入れ、成長につながる運営を心掛けています。
例えば数年前までは福知山JCで年間予算を組む時に「会員拡大を前提とした予算組み」をしていました。目標会員拡大数を達成し、その会費がすでに入っている体裁で事業への予算割り当てをします。これは会員拡大を絶対にしないといけないということもあるかもしれませんが持続可能性はかなり厳しい予算割りです。予定数より下回れば預金を食いつぶすしかなくなります。2020年に私が専務をした際に理事長の意向により予算組を大きく改革し、家賃や事務員人件費やリース固定費を大きく見直すこととなりました。さらに2022年に過去最少人数でのスタートでしたが、組織運営としては事業も学びも新しい仲間の入会も達成していました。

鶏が先か卵先か。魅力は予算や時間をかけないと生まれないのか。魅力があるからお金も機会も触れるのか。
予算組はそんな正でもあり負にもなりうるスパイラルを自ら生み出すことができる学びになっています。

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