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「激走×爆走」2023年下期

今日はクリスマスイブ。
今年は寿楽(8月から働いているスナック)にて女子会!俵山ビレッジの男子チームが急に「男子会をする」と言い始め、ならばこちらは女子会だ!と(笑)

明日は俵山ビレッジの忘年会&クリスマスパーティー🎄
12月パーティー多いけど、今年は人数も増え、個々の動きも忙しくなったため、なかなかみんなで集まる機会がなかったから、年末感があっていい感じ。

女子会に合流(乱入?)し、ビレッジ大集合になった

さて、2023年下期は「激走×爆走」というタイトルの元、お届けします!
2023年上期に書きましたが、4月に行われた温泉祭が自分にとって最も大きなターニングポイントとなり、下期以降の動きに大きく影響したように思います。

一人旅、俵山温泉の地域活性、納涼祭、寿楽、歌舞伎、リノベと下期も本当に盛りだくさん。温泉祭によって、地域との関わりがグッと増え、本当に充実した日々を送らせてもらいました。

またまた盛りだくさんな内容ですが、上期に比べだいぶハッピーな気持ちで暮らしていたので、ライトな気持ちでお読みいただければと思います(笑)

相次ぐ天変地異で色づきの悪かった紅葉。
それでも、俵山のお寺「西念寺」の紅葉が美しかった。

July

1.見つめなおしの一人旅

6月下旬から7月上旬にかけて、1ヶ月ほど俵山を離れ、久しぶりに一人旅をしていました。
俵山ビレッジの立ち上げから2年半経ち、ずっとここにいる私。暮らす世界や価値観の幅が固定化されてきてしまったこともあり、「一度外の世界も見ておいで」と大ちゃんが送り出してくれました。

お遍路をしようか、海外へ行こうか色々考えた結果、学びの地として最初に選んだ北海道へ行きました。エコビレッジの視察や来年以降の動き(一緒に進んでいく仲間がいる)を見つけていくための選択でした。

どこへ行っても、たくさんの仲間たちが迎え入れてくれて、本当に幸せだなぁ…と思いました。いつも俵山ではセカセカと暮らしているため、時間に余白を持つことの大切さをこの旅でとっても実感しました。余白があると、インスピレーションが溢れ出てきて、新しい感覚でした。

すごく似た境遇で頑張る同世代とのご縁。天喜、ありがとう。
俵山ビレッジのお話会。
参加者のお一人がこのすぐ後に俵山へ来てくださり、
とっても嬉しかった〜

のちに移住してくるかおりんが手がける札幌のお店「bokashi」。
はじめて見知らぬ土地で、俵山ビレッジのお話会をさせていただきました。アウェイの地で俵山ビレッジを知らない方へお話しさせてもらうと、「これは伝わった!」「これはまだ自分の言葉になってないから伝わらない」などとてもわかりやすく、とてもいい学びになった。
かおりん、貴重な機会をありがとうー!!

なぜか札幌でfamilyけーみーと💗

この旅の締めくくりは高校3年生の時から学んでいる、アクセスリーディング協会の養成合宿。一年に一度の合宿を楽しみに、帰省と合わせて予定していました。

が!前日に発熱。コロナ陽性。
とても楽しみにしていた合宿だったのに、なぜこのタイミングで?
そんな葛藤を胸に、母とオンライン参加。

そのヒントを与えてくれたのは、師匠のような存在でもあり、父親みたいでもあり、アクセスリーディング協会の代表理事の大ちゃん。親子揃って、また大ちゃんの恩に着てしまった。
これがなければ、今頃どうなってたんだろうと思う。

この合宿でたくさんのことを教えてもらった。ありがとう。

【余談(笑)】
約1ヶ月旅している間、よく俵山の夢を見た。草刈りするおじさんたち(どこかにも書いたけど私は草刈り姿フェチなのです)の夢をみたり、温泉街を歩いていたり。
どこにいても俵山が頭の中にずっとあるんだなぁ。

旅中俵山のストリートビューを見ていたら大輔さんとあかねさん発見(笑)
愛おしい気持ちになった思い出。

2.ついに来たる、俵山温泉活性化WS

俵山に帰ってくると早々に、「俵山温泉活性化ワークショップ」が開催されました。全国から俵山温泉をどうにか助けようと、専門家の方々が奥地まで足を運んでくださり、行政関係の方々や地域住民も参加させていただき、総勢50名近くのワークショップとなりました。

宮野さんによる温泉の歴史話は、初めて聞くことも多く、面白かった。

全国から俵山のために力をお貸ししてくれた皆様。ありがとうございます。
朝6時になる薬師寺の鐘つきへ

【おまけ】

帰って一目散に、津田農園へ(笑)
幻の赤いブルーベリーを食べたくて(というのは言い訳で、津田さんたちに会いたかった)。久しぶりの津田農園アイス、とっても美味しかったし愛に溢れた空間が愛おしかった。憩いの場。

幻の赤いブルーベリー

August

1.YOUくん夏のライブにて大号泣

一年目から毎年夏に俵山でライブをしてくれている、YOUくん。
YOUくんの歌が大好きで、毎年この日を楽しみにしているんだけど、今年は例年とひと味違う時間でした。

この後の章にある「納涼祭」について、随分と前からYOUくんと打ち合わせをしていたので、俵山や祭りへの思いを共有してきていたり、それに対するYOUくんの温かい思いを聞いていたり。

納涼祭をするにあたっても幾つもの壁があったため、ようやくここでYOUくんの歌を聞けたという安堵感も合わさり、涙が止まりませんでした。
特に俵山温泉の歌、やばかったな。(YOUくんが作詞作曲してくれた、俵山温泉を歌う歌。最高です▼)

毎年会うファミリー🌈
Entranceの広場にて!

2.色々な覚悟が決まった俵山温泉納涼祭

毎年8月15日に実施されている「俵山温泉納涼祭」。
まぁこれも、本当に濃い時間でした。温泉祭は何が苦しかったのかよくよく覚えているけど、納涼祭は何故かほとんど覚えていません

ただ、すごくすごく楽しくて、でもとても苦しくて辛くて、
責任感と重圧からご飯が喉を通らなくなりました。
(この時唯一食べれたのがやっちゃんの握るおにぎりで、1日一回はやっちゃんのおにぎりを食べに行っていました)

地域の方々が毎年楽しみにされている夏祭りと、由緒ある俵山温泉ばやし。そしてお盆のためご先祖様への感謝。
そう思うと、やはりプレッシャーを感じずにはいられません。

「納涼祭で櫓を囲んで踊ったのを鮮明に覚えてる」
「大量の子供と大人で、大きな輪ができていた」

など昔の話もたくさん聞けて、それをまた一つ一つ、今できる形で実現し、残していけたらいいなと強く思っています。もっと俵山の歴史を知りたい、昔を知りたいと思ったのも、この辺りかな。
納涼祭、まだまだ課題もたくさんあるけれど、素晴らしい経験をさせていただきました。本当にありがとうございました。

温泉祭の章にも書いたけど、祭の準備や片付けをする男性たちがかっこよくで、見ているのが大好きです!見て!(笑)↓

音響と照明のプロフェッショナル
毎年消防団が焼き鳥屋をやってくれます。大繁盛!
本部組にて、頼れる兄さんと私とめいめい

納涼祭、ほとんど雨降ったことがないようですが、今年は台風の接近により酷い雨風でした。開催の有無を実行委員長に聞くと「17時(祭開催時間)には止む。予定通りいく」と。
それを信じて準備を進めます。しかし一向に止みそうになく、心配が募りました。ふと本部に目を向けると、じーっとただひたすら天を見上げる実行委員長の姿がありました。

見ていると泣けてしまうほど、その姿は強く美しく、覚悟を決めて神に願っているようでした。

すると、17時になった途端、それまでのザーザー振りが嘘かのように、ピタッと雨が止みました。神話を見ているような、お話の世界にいるような、そんな不思議な気持ちになったけど、嘘のようで本当なのです。

「ほら、やんだでしょ。大丈夫。」

俵山はまさに神隠しにあったような、不思議な場所なだなと改めて感じました。その数時間後再び土砂降りに見舞われましたが(笑)、私にたくさんのことを教えてくださった、とても大切な時間となりました。

ななびさんがとても素敵な動画を残してくださいました。

カッパを着たり、傘を刺したりしながら楽しんでくださった皆さん
YOUくんたちによる生ライブ!最高!
地域の方に大急ぎで着せていただいた浴衣でMCをしました

3.寿楽勤務のスタート

8月から新しいお仕事を始めまして!
なんと「スナック」にてチーママデビュー(笑)

移住当初からお世話になっている寿楽のママやっちゃん。前から団体が入る時やお客様が多い時、臨時でバイトに入ることは多々あったのですが、毎週末固定で出勤するようになったのは、8月からでした。

寿楽で毎週末開けるようになった頃、お客さんに「あんたチーママみたいやね」と言われ、そこからアルバイトからチーママに昇格したようです(笑)
今ではやっちゃんのマネージャーと兼務しております。

今まで興味を持ったこともない「水商売」。
未成年でこの地に来たので、そもそもスナックやラウンジがどんなところか知らない私。ママに色々とご指導いただきながら、チーママ磨きを続けています。
(4ヶ月でだいぶ化粧が濃くなり、ヒールを履きこなし、毎度ドレスで出勤するようになりました笑)

ここにいると、俵山の内外たくさんの方とお話しする機会ができるため、知り合いがグッと増えました
まだまだチーママ1年生🔰のため、できないこともたくさんですが、一つ一つ丁寧に覚えていきます。俵山唯一のスナックである寿楽が今後どうなるのか、今後も引き続き見守っていただけると幸いです。

俵山に来た際には、是非飲みに歌いに、いらしてくださいね^ ^

寿楽は歌が上手くないとママになれないため、お歌の練習中

September

1.自身につながったリノベマンス!

9月中旬から、俵山ビレッジ9棟目の物件のリノベーションを開始!
1ヶ月間集中リノベ期間とし、漆喰を塗ったり、砂壁を剥がしたり、塗装をし直したりしながら、お部屋を作っていました。

いくら家を増やせど、移住者やお客さんですぐにお部屋が埋まってしまいます。そのため、部屋が足りず滞在期間を縮めることも。同じ期間にバッティングしたボラスタ同士の交流を深めたり、スタッフ活動以外の時間も有効活用できたり、快適に寝食を出来る場所が欲しい。

そんな思いから「日記が書きたくなる場所」というコンセプトで作りました。計画書を作成していると、ボラスタの希望がどしどしと!これはありがたい。

正日は、柱の塗り替え。柿渋を塗りました

一人でリノベする日はほぼなく、毎日誰かしらが手伝いに来てくれて、和馬やしょうたくん(俵山ビレッジで日々お世話になっている大工さん)の手を借りず、作り上げることができました。

砂壁剥がしのプロになっていた(笑)
KKコンビ(賢人と健)はカウンターを作ってくれた!
国内外のエコビレッジを回っている大学生。キッチンのペンキ塗り!

ボラスタの仲間たちと一緒に作った絆、
そしてリノベが苦手という私がここまで形にできたんだという自信。

大きなプレゼントをありがとう。
お陰様でリノベが好きになった!次の物件も楽しみだなぁ。

次来てくれた時はこの家にみんなでお泊まりしよう♪

2.人生、新たな挑戦のはじまり

2023年9月、俵山女歌舞伎という山口県無形民俗文化遺産にも登録されている、「俵山歌舞伎」の演者としてお稽古をはじめました。

11月5日に開催される俵山地区文化祭の大トリを務める、KABUKI倶楽部。たった2ヶ月で舞台へ上がることへ不安を抱えつつ、出来ること全てをやり切るしかない。
全体練習以外にも、朝や夕に自主練をし、車では歌舞伎の音楽を流し、ひたすら稽古に励みました。

初日の練習風景。私のポジションの先輩から習う。

小学生の時、1年ほど日本舞踊とミュージカルを習っていたんだけど、その時の楽しさを忘れられず、また芸事をやりたいとずっと思っていました。

そんな夢が俵山で叶うとは。
音を聞けるようになる楽しみ、揃っていく楽しみ、体を委ねる楽しみ…全てのフェーズに楽しみや面白さがあり、深めていくことがとても楽しいのです。

練習があった期間は肩や首のこりもほぼなく、快調だった。
これからは新たなメンバーも加わり、次なるステップへ進みます

【おまけ】
夏、MURABITO合宿にて宮野さんの俵山ツアーを受けたとき。
祭りを経て改めて聞く俵山温泉の歴史は、とても面白かった。

October

1.草刈機背負って登山&山道整備

初めて参加した、一位が岳の山道整備。
登山シーズンを迎える秋。そこに備えて年に一度、山道整備を行っているそうです。

50〜60代の方々が草刈機を背負い、長靴&作業着という姿で、草を刈りながら、ところどころにロープを貼りながら、山を進んでいくのです。山道ですから、ただ登るだけでも息がきれ足腰にきます。そんな山を軽々と登っていく皆さん…脱帽します。

こうして毎年、地域住民みんなで地域を守っているってほんとうにすごい。この文化をきちんと大切にしていきたい。たくさんのことを日々教われる環境がありがたいです。

ここにもかっこいい男たちがたくさん!笑

山頂の景色は絶景!
上りづらいところには補助ロープを貼ります
皆さんかっこいい!今回は体調万全で登れてよかった〜

2.22歳に突入

俵山で迎える、3回目のバースデイ!
「みんなでキャンプに行きたい」とわがまま言い、青海島のキャンプ場へ。たまたま極寒&荒波の日で、10月にしてみんなダウン着用(笑)
そんな中BBQして焚き火して、お祝いしてもらいました。

極寒BBQ

夜はぎゅうぎゅう詰めのバンガローでお泊まり。朝は朝焼けを見に海へ。普段山に住んでいる私たちには考えられない、海でのご来光。
人数が増えてそれぞれの時間を過ごすようになり、みんなで楽しむことや、俵山を離れて息抜きすることも少なかったので、この機会がもらえて嬉しかった。

親友からのサプライズプレゼントも持ってきてくれた!ありがとう!

【おまけ】
今年は湯町区の班長と、能満寺の総代を務めさせていただきました。総代や頭屋という文化自体がそもそも地元にはなく、何もかも初めての経験でした。
※「頭屋」とは、春に行われる春祭りの担当班。「総代」はお寺と地域もしくは門徒さんの繋ぎ役・世話役。

写真は小祭(正しくは御正祭)。女性代表で玉串をあげさせていただきました。神社仏閣のこと、全然知らないけど俵山で生きていくのであればきちんと学ばなきゃなと思いました。
現在中田あっちゃんのYoutubeで勉強中(笑)

熊野神社での小祭

高校の友達が山口へ!
それぞれの4年を過ごし再開した今回。4年のテーマが二人とも「地域」や「里山課題」だったため、色々なことが共有できて嬉しかった。

November

1.歌舞伎、初舞台。

9月でご紹介した、「俵山女歌舞伎」。11月5日、俵山地区民文化・産業祭にて無事お披露目することができました。

私の相方、みちこさん。

「歌舞伎デビューをするんです」というと、地域の人や寿楽の常連さん、向津具ファミリーが見にきてくださいました。宇部や山口からわざわざきてくれるなんて、本当に嬉しかった。

歌舞伎を終えて町の湯へ行くと、
「あずき、歌舞伎よかったよ」「見たよ〜!よく覚えたね」と、まるで授業参観の後のようにすれ違う人みんなが声をかけてくださいました。

ほんと、嬉しい。

実は母もこの日めがけて埼玉から来てくれたのですが、私の歌舞伎以上に、歌舞伎を見に来てくださったたくさんの保護者の皆様に感動して泣いていてました。(化粧や着付けで空港まで行く時間がなく、ママとパパが迎えに行ってくれました。有り難し…)

今までは「俵山ビレッジ」として活動したり、表に出ることが多かったけど、今回は「俵山KABUKI倶楽部」の一員として地域ごとに参加できたことが、なんだか無性に嬉しかったです。

次なる舞台は、4月の温泉祭。
自分も踏めるよう、稽古に励みます。

寿式五人三番叟という演目でした
2ヶ月の練習の成果をお披露目。今までで一番楽しい舞台でした

2.俵山の秋と撮影会

納涼祭の動画を作成してくださった、ななびさん。
秋に俵山の紅葉モデルを探しているというので、撮っていただきました!

西念寺、能満寺、そして湯本の大寧寺。

今年は気候変動の影響で紅葉の色づきが悪く、紅葉はちょっと微妙だったけど。でも、今の私と、今の俵山を残していただけることが嬉しい。

美しい輪っかが写真にかかる

素敵な動画も作成してくださいました。
私にとっても思い出に残る、とても素敵なメモリーです。ありがとうございます。

色づきかけも美しい!
稲刈り後の田園とカーブミラー

3.激アツ発酵ディスコ

大好きな発酵ディスコ。3回目となる今回、やばかったっす✨
俵山ビレッジ一年目から定期的に来てくださる方々は、いつも外部からの視点やアドバイス、見え方をくださるため、自分の過ごし方を振り返る良いきっかけにもなります。

タケさんのお陰で、また一歩進むことができました。

ハイ、チーズ✌️
二次会のラーメン屋in灯炬庵

【おまけ】
夏に取材いただいた「移住希望者向けサイトSMOUT」の記事ができました!俵山ビレッジのことがわかりやすく、そして私のイマを残してくださいました。

藤永さんからお声がけいただき、地域経営セミナーにてお話しさせていただきました。移住者から見た地方の魅力や、地域の関わり方など。
いい機会でした、ありがとうございました。

家の中を鶏が走り回るという、カオスな日々。

旅で出会った天喜が連れてきてくれた仲間たち。
ピュアな同世代との繋がり、ありがとう。

December

1.古くから伝わるしめ縄づくり

今年は俵山の「伝統」「文化」、そして「風習」に深く興味を持ちました。
昔から口頭で伝えられてきた、神社のしめ縄作り。去年初体験し、今年も参加しました。

そもそも、自分たちの土地神様を自分たちでお祀りする・感謝する・お守りするという考え自体が新鮮。しめ縄を作るという考えすらなかったです。
でも、自分たちが生きる上で欠かせない「五穀豊穣」や「天下泰平」を願うということは、考えれ見れば当たり前。特に歴史を知ると、それがいかに大切で、生命の生存に関わることなのか、よくわかります。

今の私たちは、食料があることが当たり前になってしまい、そこへの感謝がとても薄れたように感じます。食べることの位置付けや価値観がだいぶ変わっていったのでしょう。
それは「豊かになったから」とも言えますが、果たしてそれが本当の豊かさなのか?と疑問にも思います。

長老たちに教えていただきながら、若手の私たちも編ませていただく。

個人的には、俵山での四季の暮らしがとても好きです。
春には五穀豊穣を祈願して歌舞伎を奉納したり、御神事をし、みんなで協力して米を育て、仕事の傍ら百姓をし、自分の食べ物は自分で作り、できた藁でしめ縄を編む。休日は山に入り、猪や鹿を仕留め、肉を獲る。
秋には豊作に感謝をし、冬支度をする。冬は静かに家族で過ごす。

中には「めんどくさい」という人もいるけれど、私にはその暮らしがとても魅力的に見える。
これから、もっともっと、そんな暮らしを深めていきたいです。

最後はやはり、長老が。
これをしっかりと大切にしていきたい。
今年は初めてぼんぼりを作らせていただきました。9つ全て。
ぼんぼり職人に教えてもらったのですが、
それから1週間以上手が痒くて痛くて、素人の弱さを実感しました。

2.スタッフルームの完成

9月に着手した、9棟目のスタッフルーム。
リノベーションが無事終わり(防寒はまだ難あり)、素敵なお部屋となりました。やり切ったという清々しさと、出来上がりの満足度、そして自信。

これは決して一人の力ではなく、
これをするきっかけとなった前進のcococaraのリノベを経験させてくれたこと、
わからない作業を教えてくれた和馬やけんてぃ、
一緒に作業してくれたボラスタや家族のみんな、
何より環境とお金と経験を与えてくれるCCJ。

本当にありがとうございました。

欲を言えば、防寒対策や外階段の補強などしたいことはまだまだあるから、来年以降も調整し続けます!

これはリノベ途中ですが、やすみさとお家を感じている時。
いつも遠くから応援してくれるお二人が大好きです。

3.俵山ビレッジ3周年

12月8日をもって、俵山ビレッジ発足から丸三年!おめでとう〜!

色々あった三年間。
ようやく、スタートに立てた。
ここからが本番、ここからがスタート。

そう思ってたら、地域の人もそう言ってくれた。
それがまた、とてつもなく嬉しかった。

ママがプレゼントしてくれたケーキ。
一年前から思うと考えられないような奇跡。本当にありがとう。
ママが大ちゃんにプレゼントしてくれたオードブル。子供にも大人にも大人気!

【おまけ】
雪景色の俵山。本当に美しくて大好きな風景。
寒さにだいぶ強くなったなぁ(ネックウォーマー、レッグウォーマー、リストウォーマーの3点セットが最強)

山に雪が降ると本当に美しい。ずっと眺めてられる。
パパママと初旅行へ。完全に娘に。
パパからもらった、ハイカラなアウター。とってもお気に入り。

おわりに

2023年を一言で振り返ると、「喜怒哀楽に塗れた」1ヶ月。

ポイントは「塗れた」こと。
ここまで生きてきた経験から「すべては喜びと幸せのため、そして次の人へ繋いで行くための経験である」ということをしみじみ感じていたため、「怒」や「哀」であったとしても、それをきっちりと体験し切ることができました。

その結果、とんでもない「喜」や「楽」を体験することができ、今も尚続く幸せや喜びに感謝でいっぱいです。

最近俵山の人から顔や背中に触れられたり(決してセクハラではなく、孫を可愛がるようにねw)、何か大切なものをいただいたりすることが多いんだけど、それってつまり、それだけ距離が縮まったという証だなと思っています。

特に私はパーソナルスペースがはっきりとしているため、他人から距離を詰められたり、触られたりすることがあまり好きではありません。物理的距離には特に敏感。

そんな私が心を全開で許せ、安心してここにいれることが嬉しい。

たくさんの人にご飯食べさせてもらったり、一緒に飲んだり、話を聞いてもらったり、作業を手伝ってもらったり、慰めてもらったり、家に遊びに行ったり、助けを求めてもらったり、歌ったり、踊ったり。
すべてが宝物で、とても大切な経験です。

私と関わってくださった皆様、
そして関わりがなくとも心を寄せてくださった皆様、
本当にありがとうございました。

全ての方のおかげで、2023年を終えることができます。
いつもありがとう、みんなのことが大好きです。

来年も皆様にとって素晴らしい一年となりますように。


2023.12.26 三ツ木あずき


毎月Instagram及びFacebookにて「#あずきの月ログ」というハッシュタグをつけて、月毎の振り返りを綴っています。リアルタイムでその月のことを綴っているため、その時の心情も書かれているので、よかったらこちらもお読みいただけると幸いです。
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