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答えよりも、考え方を知る事が大切

そろそろ気温も暖かくなり近所の「ヤビツ 峠」に走りにいきたくてうずうずしている、パーソナルサイクルトレーナーのゆうだいです。6月に富士ヒルに参加予定の方は、そろそろ本格的に準備をしたい頃合いですね。

ヒルクライムは苦手な方が比較的多いにもかかわらず、定番の練習方法が少なくお困りの方もおおい、「ヒルクライムを快適に走る考え方」をフィッターの目線でお話しします。2022年の富士ヒルに出て一緒に達成感と美味しい「うどん」を味わいましょう。

ヒルクライムを快適に走る考え方

今回のnoteの記事を参考にしていただき、フィットの現場でよくライダーが口にする「クライミングが苦手」と心当たりのあるライダーの練習TIPSになればうれしいです。

私の肌感覚ですが、速く走れる技、我慢の練習、瞬間的に強くなるメニュー…など秘伝の方法があるのでは?と、ネットで検索していませんか。近道のようで、遠回りかもしれません。

いつものヒルクライムやレースで思う存分走るためには、当たり前ですが事前準備が大切で、

レースは練習の答え合わせ

だと、自分は考えています。速くなる事(強くなる事)は自転車の上で行う筋トレですので、目標に到達するための、その人に合った練習の考え方を持っているのかがポイントです。

数年前の「ヤビツ峠」に行った時のデーターです。やや、余裕があるのでデータは綺麗に一定のペースで走れています。参考になれば。同じことをすれば近いタイムは出るってことです。


客観的に目標を置き換えてみる


「我慢の鍛錬が練習なんだよ」とお考えの方も多いと思いますが、我慢で速くなったらみんなすぐにプロ選手になれてしまう。速くなることはそんなに甘くないです。

真面目にお答えすると、ネットにたくさん書き残してある、速そうな誰かがやったポジション、強くなったメニュー、は貴方が出来ない事かもしれません。そして、唐揚げを我慢して減量してもタイムは削れません。

気合で踏めるところまで踏んでみる・・・あとは最後まで我慢

ヒルクライムは苦手だ!と思っていて、気合いで・・・のように、自分と自分の根性との戦いを行い、決まって戦いに敗れている。いつか勝てるからポジションも我慢して乗ることをしていませんか。

身体はとても優秀で自己防衛する機能があり、自分の都合では都合良くリミッターは解除できません。だから、今日も、今後も勝たしてはくれないです。改めてクライミングはどのようなゲーム(レース)なのかを一度考えますと。

クライミングのライバル(目標)は「時間」

人でもないし、順位でもない、〇〇分のみ。これ、実は平等なんです。

数年前の富士ヒルのデーターを載せます。この時はギリギリ75分以内に走れました。やや、若いですね。

気合の目標ではなくリアルなゴールを立てる

僕の富士ヒルのゴール目標は、75分で、平均250w、心拍165の見積りです。

タイムシュミレーションサイト→https://www.yamanashi-kankou.jp/members/powernavi/index.php?mode=powerNavi

多くの方が既に実践しているとおもいますが、僕はゴールから逆算して、やることをいくつかのテーマに整えていきます。
一定(rpm、心拍、フォーム)というテーマと、これらができるポジションにしようと考えています。

・75分サドルの上に座る
・平均250Wを一定に出す
・心拍(呼吸)、rpm、フォームを一定にする

こんな具合に簡単にしていきます。個人にあった、考え方をもっと知りたい方は、三ツ星レッスンサービスを御指名して下さい。

レース当日は答え合わせのつもりで走る


答えがわかるからこそ、必要なポジションを作る意味合いが理解できます。あるフィットのとあるライダーのインタビューの時、ヒルクライム のタイムを速くする場合、何を考えますか?すると、こんな答えが帰ってきた。

体重を軽くする、気合の練習をする、バイクを軽くする・・・

これらは、ライダーからよく聞くキーワードだったりします。ライバルが何者か特定できないと、ライバルを倒す練習できないですよね。だから多くのライダーが失敗してしまうのかな。

練習の目的は有酸素能力を強くすること

です。レースで目標のタイムに届かないと、それなりに気持ちが下がり、だんだん元気がなくなるライダーを現場で多く見てきた。練習を進めていく中で能力向上の手ごたえがない時は、走り方や考え方を見直す機会です。

有酸素能力を高めるためには、高い出力の無酸素の練習はマッチしていません。一定のペースで走ることが成功の鍵ですので、高い強度のインターバルの必要性も低くなります。十分に練習をしているライダーはそれだけではありませんが。だから、

・目標達成に必要な強度を設定する事
・目標のタイムの時間は走り続ける事
・それが可能なポジションである事

この3個の考え方が、僕の考えるヒルクライムを快適に走る考え方です。
参考になれば。


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