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手頃なサイズのダンボール

猫ちゃんへ

あなたが最後までつかっていたダンボール、
どうしても処分できなかったので仏壇に置いておきますね。

世の中は疫病がはやっていて、買い物を通販に頼っています。
そう、あなたが大好きなダンボールがたくさんやってくるのです。
わたしもユニコーンも、手頃なサイズのダンボールを開けて、
猫ちゃんスポットに置く癖が抜けません。

あっ、と思ったときにはもう遅くて、
なんだか居心地の悪さを覚えながらダンボールを畳みます。
そのときはなんだか悲しいような、悔しいような、
表し難い複雑な感情を抱えています。

新しいダンボールがくるたびに、まずは入ってフィット感を試していましたね。
本当にいい思い出があって、居心地がよかったのでしょう。
気に入らないものはバリバリに噛み破ってカスタムしていましたね。

取っ手の穴から腕をだしてみたり、
走ってジャンプして箱に飛び込んでみたり、
ときには転がしてダンボールの上に座ってみたり。
ダンボールで遊ぶことにかけては天才的でした。

そっちにも手頃なサイズのダンボールがあるでしょうか。
それとも他に夢中になれる何かがあるでしょうか。
いずれにせよ、あなたの冒険と幸福を祈っています。

あなたの一番のファン、ミツビシより

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