大掃除

猫ちゃんへ
ごきげんいかがですか？
今日もあなたのしっぽはふわふわしていることと思います。

毎朝あなたが起こしてくれていたので、
わたしはすっかり寝坊癖が戻ってきてしまいました。
今はユニコーンが起こしてくれますが、
あなたのいない世界で暮らすのが怖くて毎朝グズっています。

迷っていましたが、あなたが遺した荷物を整理しはじめました。
シーバ、大好きなのに食べ切れなくて残念でしたね。
他の猫ちゃんに食べてもらうことになったので安心してください。
それとは別に、毎朝あなたのためにお水とシーバを用意しています。
気が向いたら食べに来てくださいね。

掃除をしていると、あなたの長い毛がどこからともなく飛んできます。
洋服やクッションにくっついた毛を見るとまだわたしは泣いてしまうのですが、窓を大きくあけて毎日掃除をしています。

あなたのふわふわできらきらした黄金の被毛はとても美しかった。
今も手があなたの頭からしっぽまで撫でる動きを覚えています。
わたしの手の動きに合わせてあなたは頭を突き出して、
しっぽをぶるんと震わせてくれましたね。

もう一度なでたいと、心から思います。

あなたの一番のファン、ミツビシより