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東京都教育委員会からの回答

こんにちは。mitsuamiのnozomiです。5月末に都議会に提出した陳情と同じ内容を都教委にも請願していました。その回答が先週届きました。学校の再開が話題になり始めた頃に出した請願の回答ですから、その内容を咀嚼するにはちょっともはや賞味期限切れの感を否めません。

せっかくなので全文をここに掲載します。

都教委請願結果003

都教委請願結果004

都教委請願結果005

この回答を読み、まず一番に違和感を持ったのが、
”学校の「新しい日常」を定着させていくことを目指し”という文言。
ここで述べられている学校の「新しい日常」とは何なのか?

改めて、ガイドライン(←9月14日改訂版リンク)を見てみました。みなさまも一度読んで見てください。
ガイドラインの本文には「徹底」の二文字が至る所に散見されます。

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そもそも学校とは、何のためにいく場所なのか。互いに手を伸ばしたら届く距離で会話したり作業したりすることを、徹底回避することを学校現場に求めて何が得られるのか?至る所に距離をとった立ち位置のマークが置かれ密接密集を避ける、対面を避けアクリルの衝立を設置する。この指導を忠実に行うとすれば、人との距離よりもマークに気を取られてしまうような気がします。
咳エチケットと言いながら、指導するのはマスク着用で ”外出から帰宅まで、また、登校から下校(食事時や運動時、その他事情のある場合を除く。)まで、マスクを鼻と口を覆って着用させること。”とあります。1歩家をでるその瞬間から、帰宅するまでの間、鼻と口を覆うことが咳エチケットなんでしょうか?(どんだけ長い咳やねん…そんなにひどいんやったら休も。)

少人数(20人以下)の教室やオンラインの活用を推進すること自体は、大きなメリットがあることと思います。きめ細かい指導を行うためには教員一人当たりの児童生徒数は限定した方が効果も期待でき、教員の負担軽減も図れるでしょう。様々な理由で登校できない児童生徒との連絡や学習のフォローにオンラインを活用することも有意義なことと思います。

距離をとることを徹底させ、マスク着用することを徹底させ、健康管理を徹底させ、…。行政が伝える公衆衛生を学ぶために学校に行く、わけではないですよね?
5月末時点で作った請願内容に「感染予防対策」という言葉を入れたことに、私個人的には後悔にも似たようなものを感じています。
 元気に屋外で活動することや体にいい食材を学ぶこと、先生や友人たちと大いに刺激し合ってときには嫌な思いもするだろうけど1日に何回かは大声で笑い合うこと、そういうこれまでの学校生活でごく普通にあったことも、体調維持に有効なはずです。都立の学校は今中学校と高校のみですが、小中学校・幼稚園を有する都内の区市町村もこのガイドラインやその他の通達に沿う運用を行っているのではないでしょうか?現場の学校や先生によっても受け止め方に差があるとは思いますが、このガイドラインが子供達の集団生活を送る学校にとって望ましい環境を提示しているのか、再考してほしいと強く憤っています。





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