ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 #00
無駄に長~いおれの物書き人生の中で最も印象深く、充実感とともに仕事ができたと感じるのが、この『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』なんだよね。
映画の脚本も小説版も、書いていて本当に楽しかった。……いや、もちろん書いてる最中はいっぱい苦しんだり悩んだりしたのよw
クランクアップのとき、ぬら様を演じられた故・緒形拳さんにかけていただいた言葉は、今でもおれにとって最大の誇り。
「キレのある良い科白を有難う。また一緒に仕事しようや」
本当にこう言われたんだぜ? けっこう凄いだろ?
その場で膝から崩れ落ちて号泣したんだ、おれ。感動しすぎてさ。
緒形さんはその後まもなく亡くなられてしまったので、この約束を果たすことは永遠にかなわないんだけどね……。
ノベライズの仕事は(大変だったけど)やりがいあったなあ。
いろんな都合で映像ではやれなかったことを活字なら実現できるってのが、イチバン嬉しかったね。
それに脚本家=自分だからさ、好き勝手に書いたって文句を言われる心配もないし。
というわけで、その小説版をココに載っけることにしました。
書籍は増刷されないし、電子化もされていないしその予定もないし、でもおれの記憶の中だけに留めておくのはどうしても勿体ない気がしてね。
なので「note」に置いておくことにしたよ。
お時間のあるときに読んでみてくだされ。
読んでくれたら嬉しい。
感想などもらえたらもっと嬉しい。
それが誉め言葉だったらサイコーに嬉しい。
そんな感じです。
あ、おカネとるわけにはいかんので、もちろん無料であります!
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