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12 コロナ禍の内と外 このコロナ禍によって、世界の政治、経済、社会、文化など広範囲に変化…
11 できごと かつて「今日の出来事」というニュース番組がありました。「出来事」ですから、…
10 被写体としてのモノ 写真論や写真批評を読んでいると、よく「モノ」という文字を見かけ…
9 被写体としてのヒト 写真の発明(1939年・仏)により、それまでのブルジョア層の「肖像画」…
8 「物語」はそこにもある 写真の講評会を行い、まず作者にその作品の簡単な説明をしていた…
7 空間に遊ぶ 写真の要素ということで「時間」とともによく問題にされるのが「空間」です。…
6 視点を貫く認識や思考 「視点」については前回少し触れましたが、さらに深く考えてみたいと思います。物理的な視点と、考え方としての視点がどのように融合していくかという問題です。 まず当然のことながら「カメラアングル」なり「ポジション」を意識しますと、カメラがどこにあるのかということが具体的に問われます。「高い位置」、「低く位置」、あるいは「先まで見通しがきく位置」 「手前が少しふさがっている位置」など、いくつかカメラの置かれた状況が思い浮かぶでしょう。そして、そこに
5 写真の土壌、「時間」と「焦点」 「時間」と「焦点」。なんだか松本清張のミステリーのよ…
4 写真の土壌、「平面」と「枠」 前回、写真の描写には「制約」があり、よく考えれば「土壌…
3 写真の描写力 「描写力」と大きく書きますと、すぐに新製品のカメラやレンズの性能、ス…
2 何を伝えたいのか 写真コンテストの審査で時おり「この写真は一体何をいいたいのかな?」…
今年「フォトコン」という雑誌に12回連載させていただいた短い記事「一千文字の写真論」の再…
先日、ニッコールクラブの撮影ツアー「植田正治の世界を訪ねて」で山陰地方を訪れた。 山陰…
写真の「物語」とは 古今東西、私たちの世界、社会を写すとき、一枚の「写真」に物語の要素が入り込んでくる余地は必ずといってよいほどあると思っています。被写体のそこでの時間経過や自然事象の条件、移動などの単なる物理的な変化、意味のある出来事、あるいは意味のない出来事や仕草。それらは映画スクリーンを見ているような「ドラマ」ではないにしろ、なにがしかの情動をそこにいる撮影者に感じさせるとしたら物語としての時間と空間が生まれているのかもしれません。 しかし、一方で、そうした