舞台業界の課題「思考力」

朝voicyを聴き回していたら、GLOBISがパーソナリティのページを見つけたんですよ。

テーマが「ゼロベースで思考できる人」

タイトルを見て、

ざっ、とできてる人できていない人が頭に思い浮かんだんですよね。自分の中ではできてるなあと思った人が経営者だったり会社関係の人、できていないと思った人が芸能の人たちでした。

それで舞台業界の課題なんじゃないかなと考えたのが

思考力のトレーニング

が必要なんじゃないかということです。

そのvoicyではゼロベース思考の一例としてクリティカルシンキングを出しておられました。自分が絶対こうだと思った瞬間に反対意見を考える”客観力”ですね。

芸術は不確実性や非生産性やメタだからこそ芸術であり、その中でも芸能は”未来のため”に”過去を目標にする”という矛盾をベースに成り立っています。

なのでアップデートとかなり相性が悪いです。(アップデートと相性が悪いってなんやねん)言葉を変えると、デジタル・・・すなわちテクノロジーとは、基本的には反対的な立場だからです。

だから大多数の人は生産性を求めて舞台に立ってるわけじゃないので、アップデートする必要があると思ってる人がほとんどいません。

なのでアマチュアとプロの定義を分けて見ます。

プロ→事業家

アマチュア→顧客

どっちが偉いとかじゃなくて立場の事実ははっきりした方が、お互いにやれることやれないことがわかります。意気込みとかじゃなくて事実。僕はアマチュアでした。

なぜ表現者を事業家と例えるのかというと、舞台は「ショービズ」であるからで、コンテンツを生み出していく機能はビジネスと変わりません。僕は舞台業界人においてプロであるならば、お金の知識は基礎教養だと今は思っています。

このプロと定義した側の人たちにむけた、思考のトレーニングを実施する環境が用意されていれば、保守と改革のバランスが取れるような気がしています。

結論

コンテンツを生み出すということは未来を目標に課題を解決していくこと、それにはクリティカルシンキングのような思考力がないとそもそも課題に気づけません。「ゼロベースで思考できる人」が増えれば、たくさんの人が課題に気づいて、たくさんの人が動き出し、コミットされ、エビデンスが作られ、業界が抱える問題の解決力も飛躍的に向上します。業界の歯車がどんどん周りだすというわけです。

そういうリテラシーを改善していく場を作っていくのが、舞台業界の抱える大きな課題です。

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