【西洋演劇史#18】シェイクスピア①

シェイクスピアの作品が印刷されていたことは非常に幸運なことであったが、原稿は現存せず、シェイクスピア本人に関することはほとんど分かっていない。

彼が生まれたのはおそらくイングランドの中部、ウォリックシャーのストラトフォード・アポン・エイヴォンで、18歳でそこでアンハサウェイと結婚し、ロンドンに出てきた。

ロンドンでマジは俳優となり、そして劇作家となり、地球座の株主となった。演劇で成功を収めてストラトフォードに家を買い、1616年に息を引き取った。娘は二人いたが、ストラトフォードで住民と結婚し、その一人息子は11歳で死んだ。

シェイスピアについて分かっているのは実にこれだけである。


なので他のことは作品から求めなくてはならないのだが、周知の通りシェイクスピアは天才で、その領域は悲劇、喜劇、史劇、悲喜劇、ロマンチック劇、牧歌劇にまで及ぶ。そのため彼の劇を分類することは難しく、彼の劇は「シェイクスピア劇」という確立された分野を形成せざるを得ないのだ。

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