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【全市区町村めぐる旅】杜の都仙台へ。東北地方を駆ける。130〜133日目(仙台市太白区〜岩手県住田町)

こんにちは!みとりっぷです♪

今回はぼくがやっている全市区町村めぐる旅についてです!

ぜひ、一緒に旅しているように読んでくださいね〜!

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130日目(2022.5.12)

876.秋保大滝(仙台市太白区)

いよいよ仙台へ。とはいえ、ここ太白区はわりに山の方である。
難読駅でもある愛子駅などを経て、奥羽山脈の方角へ進む。

立派な滝

駐車場まで来て、少し山肌を降りる。川べりまで降り、滝壺が目に入った。

秋保は、大学生のときにも来たことがある。その時は上から眺めて、滝壺は見なかった気がするな。懐かしい思い出と、新しい表情がなんとも言えない。仙台、来たなーっ!

878.日和山(宮城野区)

まちの方まできて、宮城野区へ。東北最大の都市を感じつつ、今度は一転海際を目指す。

大きな、ちいさい山

ここは日本一低い山。標高は3m。
10年と少し前までは、日本で2番目の低さだった。東日本大震災の津波に流され、標高が低くなったのだ。皮肉なことに、震災が生んだ日本一だ。

かつての日本一であった、大阪の天保山は標高4.5m。日和山は6mが3mになった。

3歩で頭頂

0to0(海から始めて登頂し、海まで戻ること)だとしても、1分もあれば達成できよう。
日和山とは、その日の天気などを見るのに使っていた山という意味合いがある。もう、低くてあまり意味をなしてないかもしれないな。


131日目(2022.5.15)

884.大滝キャンプ場(色麻町)

色麻町は、まだまだ雪が残る。本当は鈴沼に行きたかったものの、5月半ばになっても、まだ雪で寸断されていた。

雪のトンネル
この先に鈴沼

Googleマップに道順はない。座標がわかるのと、わずかな現地の看板のみが頼り。
方角は迷わないからいいものの、もちろん直進ばかりできるわけではない。

雪だらけ

埼玉で生まれ育った身として、こんな時期に雪があるなんて信じられない。1年半福井にも住んだけど、こんな景色見たことなかった。

雪の深い大野や九頭竜まで行ったら違ったかもしれない。でも、すごく衝撃的だった。

基本どこへ行くにも「諦める」ということはしないんだけど、ここばかりは無理だった。人なんていない。すれ違ったのは4人だけだし、誰も雪のある範囲に立ち入ってなかった。たぶん、普通じゃないんだと思う。

初めて「撤退」した。英断だと言い聞かせ、自らに宿題を課したんだ。ま、無理やり行って遭難なんかしたら本末転倒だから。はじめて諦める決断をした場所になりました。


132日目(2022.5.17)

890.潟沼(大崎市)

1日あいて、大崎市。ずいぶん北まで来たもんだ。

火山の雰囲気

ここは強酸性の水でできた湖。pHにすると2.4で、当然魚も何も住んでない。住めるはずもない。

あたりを見回すと、すこし黄色くなっている。硫化水素が鼻をツンと刺し、目の前には怪しさすら感じる蒼が広がる。不思議なところだ。

895.マッシュパーク女川(女川町)

女川町。3.11ではかなりの被害を受けた港町。
今ではキレイになってる。不自然なくらい。そして、歴史を感じさせる佇まいのものはなにもない。なにもかも、良いのか悪いのか、刷新されてしまった。

水族館のような公園
ひっくり返っている

ここは元々交番だった。
津波の影響で、基礎ごとひっくり返されてしまったみたい。まるでサイコロのように、ころっと動かされてしまったそうで。

建物の地下の部分がこっちを見てる。こんなところに避難していたら、まず間違いなく生きていられないんじゃないかな。潰れていないのが不思議で、自然の強さと人間の対抗心を感じた。

133日目(2022.5.18)

897.松島(松島町)

松島、言わずと知れた観光地である。ぼく自身、たしか3回目の訪問だったかな。

朝の凪

トロットロといわんばかりの凪。波なんてひとつも立ってない。海になんか見えないほどに。

だれもいない

今まできた松島の中でいちばんキレイだった。もちろん狙ったからなんだけど。
自分1人しかいないから、天気予報とにらめっこして日程をずらすことができる。晴れてる方がいいところと、それほど関係ないところ。わがままができることも1人旅の醍醐味だよね。


898.大高森(東松島市)

東松島市。ここ大高森は、松島四大観のひとつだ。

言われの通り

五大堂などがある場所とはまた違う、小さな島々が見える。良い景色だ。ハチがいなければ完璧だね。

こっちは雲海

松島が見える方面の逆側、モコモコと雲海ができている。雲海って、秋のイメージだけどなぁ。180°回るだけで、景色がガラッと変わる。こんなに変わるのもすごく珍しいと思う。

良い景色を見せてもらってるなぁ。幸せなこと。

900.モアイ像(南三陸町)

南三陸町まで来た。もうすぐ岩手入り。宮城、意外と長かったなぁ。

目のあるモアイ

このモアイ、イースター島にあるものと同じなんです。南三陸町の道の駅にポロッと置いてあるけど、モノホン。
しかも、目のある個体は世界に2つしか存在しない。すごくレアなのに、ほとんど見向きもされない場所に位置しています。もったいないなぁ。

チリと繋がっていて、復興支援のシンボルとして配置されたみたい。お互い、助け合いの精神。素敵すぎる。


901.巨釜半造(気仙沼市)

気仙沼。もう宮城も終わりです。

不思議な植生
不自然なもや

大理石の巨岩が見られるスポット。正直、そこまで人が来るようなところじゃないと思う。まあ、ぼくがいくところはそんなところも少なくない。そして、それが悪いことだとも思わない。

ただ、意外と駐車場も至るまでの道もよく整備されていた。ウッドチップが敷かれて、歩きやすくて疲れにくい。そもそもたくさん歩く場所ではないけど、アップダウンは激しいからかな。

不思議なことに、唐桑町に入ったあたりから、すぐ手の届きそうな高さに雲が湧き出した。今まで見たことのないような現象。少し調べて見たけど、なんだかわからなかった。

なんだったんだろう。宮城なりの見送りなんだろうか。


902.奇跡の一本松(陸前高田市)

ここから岩手県へ。まずは奇跡の一本松。

これだ
対照的か、そうでないか

言わずと知れた震災遺構。この辺りは津波が来る前、高田松原と言われる松原が広がっていたそう。今は想像すらできない。文字通り、一本松があるだけだ。

逆に言えば、どうしてこれだけ残ったんだろう。ずいぶん高いところまで葉っぱが残っていない。悲惨な爪痕、なんだろう。

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