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【レポ】三豊鶴酒蔵Art Restaurant第4週

こんにちは!アートプロデューサーのごめです。毎週シェフが替わり、毎週異なる演出を見せる三豊鶴「酒蔵Art Restaurant」。今回は第4週のレポをお届けします!
今回担当のシェフはRAMSESさん!食の仕立て屋として、サーヴィスから料理、会場演出までこだわり、最高の時間をお届けしていただきました。

8/26(金)〜28(日)

担当シェフのラムセスさん。24日水曜日から三豊鶴入りし、会場準備や仕入れ、仕込み作業をなんと徹夜で頑張ってくださいました。今回のメニューは和食テイスト。(※その日の仕入れ状況によって一部変更があります)

お品書きもラムセスさんの手書き

テーマは「廃材とフードロス」です。第4週に在廊したアーティスト、高田雄平さんからインスピレーションを受け、このテーマになったそう。高田さんはエコロジカルアーティストとして、廃材である新聞紙を使用した作品制作を行なっています。

実際にスーパーなどで廃棄になる食材を使用したレシピを考えていたそうですが、実現が難しかったため、「食文化」としてのフードロスへアプローチすることとなりました。香川県三豊市の郷土料理である「さつま」をはじめ、隣町仁尾町で長い歴史を持つ「仁尾酢」、なかなか日常的に食べることの少ない地魚など、このエリアならではの食材を使用しています。

テーブルコーディネートには、花屋さんで廃棄になってしまうロスフラワーを使用。スタッフのあっちゃんがカッコよく素敵に飾り付けてくださいました。また、七宝山の湧水を汲んでお冷として提供。三豊鶴で元々使われていた水色の美しい瓶を蘇らせてお冷用の入れ物にしています。

箸袋にも高田さんの作品が。毎回十数人分のものを作ってくださいました。

ラムセスさんのこだわりはテーブルの上だけにとどまりません!アーティストの高田さんに依頼し、この3日間だけの特別な作品をレストランに配置しました。こちらも三豊鶴の倉庫に眠っていたタガと、昔ながらの酒瓶を使用し、まさに廃材をアートに生まれ変わらせてくれました!土曜日以降はライティングも調整し、床に映る影にうっとりしてしまう素敵空間が出現!回を重ねるごとに増える装飾により、まさに進化し続けるアートでした。

レストラン営業中にはアーティストトークを展開。在廊していたエコロジカルアーティストの高田雄平さんと、折紙作家の勝川東さんが自己紹介や自分の作風について説明されました。お二人は今回テーマ交換のコラボレーション作品も制作されており、その舞台裏を直接聞ける素晴らしい時間となりました。

この3日間限定作品もお目見え。なんとステンレスの素材で作られているとのこと!実際に作品を見せながらお客様と談笑し、写真を撮ったり、作品を購入していただいたりと、盛りだくさんのレストランタイムになりました。たくさんのお客様にご満足いただけたようでこちらも嬉しくなりました。

3日間限定の物販棚はこちら。高田さんの小作品と作品写真集、勝川さんの作品写真集を販売しました。

食事後はギャラリーツアー!金曜日は盆栽家の佐藤俊文さんも在廊し、熱心に解説してくださいました。
たくさんの方にご来場いただき、作品を購入いただいたお客様もいらっしゃいました。前週よりも気温が少し下がり、風が気持ちいい3日間となりました!