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LGBTとはなんなのだろうか

前回は「LGBTについて考える」というタイトルを付けたのに「LGBとTは一緒にはできない」と書いたあとLGBに一切ふれていませんでした。
もう少しちゃんと考えてみようと思ったので第2弾を書きます。

実は自分がトランスジェンダーなんじゃないかと疑っていたことがあります。
「あのちゃんみたいになりたい」よりかは「UNISON SQUARE GARDENの斎藤さんみたいになりたい」と思うし、「女性社員がお茶出しを」と言われたときは「事務員ではないんですが??」と反抗したくなりましたし、同じくらいの年齢の女性が好むようなブランドバッグやらアクセサリーやら高価な化粧品やらに興味がわかないし、「かわいい」よりも「かっこいい」が好きでピンクよりも青が好きだったからです。
でも、「胸や尻を潰してタイトなスーツを着たい」ではなかったしパンプスが大嫌いというだけでスカートは普通に持ってるし「どう見ても男には見えない自分の身体が気持ち悪い」とかも思わなかったので、「他の女と比べると変わったところが多い変な女」だという結論に着地しています。あと、女性を好きになったことも今のところはないので「LGBT当事者ではない」というのが自分の認識です。

「変な女」であるという結論に至るきっかけは魔女の下僕と魔王のツノという作品に出合えたからです。

ヒロインのレイはちょっと前まで男の子だったのにある日突然女の子になってしまい、元に戻してもらうために有名な魔女を探して主人公(男)と出会います。
男主人公と元男の子の恋は一筋縄ではいかないことばかりです。兄(女性の身体で生活している)が恋敵になったりとか、主人公の幼馴染(男)が恋敵になったりします。ファンタジーの世界なので登場人物たちは特に大きな代償を払うことなくほいほい性転換します。そして「やはり元の性別の方が自分だ」とか「こちらの性別が自分だ」とか言ってなんやかんやハッピーエンドになります。同性愛も異性愛も性別違和も全部出てくる作品なのでもしよければ一度読んでみてください。

漫画の世界ではほいほい性転換できても、現実の世界はそうはいかないので、できればたくさん時間をかけて悩むべきではないか?とも思っています。

マスク氏はインタビューで、息子が性転換した経緯を振り返って、医療関係者から思春期抑制剤を子供に投与する際に同意を求められたとして、「何が起こっているか理解する前、本質的にだまされて書類に署名した。多くの混乱があった。署名しないと子供が自殺するかもしれないといわれた」と語った。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/80884

岩波:未成年であっても「性別違和」を訴えれば、受け入れられるのが今のアメリカです。でも、その「性別違和」を客観的視点で保証するものはありませんし、家族の同意も不要とされています。

 本人がトランスジェンダーだと言えば、未成年であってもその意思を認め「ホルモン療法を始めましょう」と話が進んでしまうのです。しかしながら、こうした性別違和には医学的な根拠は希薄であり、本人の感じ方が変わることも実は珍しくはありません。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/80884?page=3

ロクに説明もしないで書類に署名させるのは詐欺師のやり口です。
性的マイノリティであることは決してステータスにはなりません。トランスジェンダーで人一倍傷ついてきたからといってそれが勲章であるわけはありません。トランスジェンダーを名乗ることで時代の先駆者になれるわけではありません。そのことをきちんと理解したうえで、「ただ目立ちたい」みたいな理由で言っていないか、別のところに原因がないか、ほんとうに性転換手術等の処置が必要なのかを考えるべきだと思うのです。
私は最終的に「女のくせに」とか「男のくせに」とかそういう括りでとやかく言われるのもとやかく言うのも嫌なだけの人間で、トランスジェンダーではない、という結論に至りました。私は「女がメガネなんてダメだ」とか言われる販売接客業もできなければ「お茶出し・雑用当たり前」の事務職も到底出来そうになかっただけで、男になりたかったわけではありませんでした。なので「LGBT当事者ではない」というのが自分の認識です。(2回目)

当事者ではないなりに頑張って考えますが「当事者じゃないやつが書いたお気持ち記事は要らん」という人はここでお別れです。

今年の5月、日本人女性カップルがカナダで難民認定されたニュースを見ました。「女性や性的マイノリティが迫害されている」という資料を作ってカナダ政府に提出したんだとか。

「性的マイノリティは分からないけど女性は別に迫害されてないよ命の危機とかないし……この人たちが同性婚の許されるカナダに永住したかったってだけで日本の制度が悪いとは思わないなあ」と思ったものです。
少なくとも「女性である」というだけで迫害される国ではありません。というか「女性である」というだけで管理職に昇進しやすかったり無理を通して道理を引っ込ませたりしてる女性が少なくないように思いますが、それは今回のテーマとは違うので置いておきます。

性的マイノリティ者は迫害されているのでしょうか?一番最初に思い浮かんだのは一橋大学で同性愛者であることを不本意にも暴露されてしまった学生が自殺してしまった事件です。

「同性愛者である」というレッテルを貼られて学生生活を送るのがしんどいだろうことは想像に難くないです。会社員でさえも同性愛者であることを職場で秘匿したいと思うのに、学生なんてもっと秘匿すべきだし自分の意志でなく暴露されてしまうなんて相当につらいだろうな、と思います。
会社員ならいくらか幼稚な考えの人間は少ないと思われますが、学生は結構幼稚な人間多いですよね、性的マイノリティであることを揶揄われたり気味悪がられたりしたのでしょうか……

実際、同性愛者であるとかバイセクシャルであるとかが周りに知られているとどうなるんでしょうか。
例えば女友達にレズビアンであることをカミングアウトしたら「私のことエロい目で見てたんだ」とか言われるのでしょうか?「女性を好きになる」というのは「女性なら誰でもいい」ではないだろうと思っているのであまり理解できません。男性が女性を好きになるのだって別に誰だっていいわけじゃないじゃないですか、女性が女性を好きになるのだって同性なら誰だっていいわけじゃないと思うんですが……(´・ω・`)
「俺(私)はバイセクシャル(レズビアン/ゲイ)だけどスゲー面食いなので美形しか受け付けません!!だからあなたは対象外です!!!」とかって言えたらいいんでしょうが、まあそうもいかないですよね(´・ω・`)
学生なら学内では行く先々でひそひそと陰口のようなことを言われたりするんだろうか、と思うし、自分の意志でなく暴露されてしまったならより一層つらいでしょう。これは迫害なのかもしれないな、と思います。
また、悪意を向けられることだけがしんどいわけでもないのかなあとは思います。「オマエ、ゲイなんだって??」とかって興味津々で聞かれるのもきっと嫌でしょう。悪気がなくても受け手が傷つくことはあると思います。

「好きになった人と両想いになれる確率が低い」とかもありそうな気がします。好きになった女の子はこっちの気も知らず好きな男の相談ばかりしてくる、みたいな?でも別に、男女間でも自分の好きな人が自分以外の人を好きだなんてことはよくあることだと思うので迫害には当たらないような。
意中の人に告白したら気持ち悪がられた挙句同性愛者であることを言いふらされた、まで行くと問題だなあとは思いますが、これは制度がどうこうの問題ではないですね(´・ω・`)

よく「LGBTに理解を!配慮を!」と叫んでる人がいますが具体的な要求ってなんなのでしょう?第1弾の方で書いた通り、震災等の非常事態において特別扱いされるべき対象には思えませんでした。もし近所に女性カップルが引っ越してきて「私たち女性同士で付き合っているんです配慮してください」と言われても「はあ……(なんなん配慮って?)」となりそうですが、私が変だからそう思うのでしょうか。

結局「迫害」の正体にはたどり着けませんでした。当事者じゃないので仕方ないね(´・ω・`)

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