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京都てきとう歩き日記

京都ひとり旅、1日目夜と2日目の記録。

さささんと7時半ごろ別れ、ホテルにチェックインしたら放心状態に。
今日1日が良すぎて全て妄想だった気がして…。
だめだ、さささんの顔もうまく思い出せない。後光が差し過ぎてたせい。



落ち着くためお風呂に入る。
ここ2週間ほど中毒になっている眉村ちあきさんの曲を聴く。誰にも言ってないけど、頭の中で常に彼女の不可思議な曲のフレーズが回りながら生きている。
「一番ヤギなの旧石器」とか「ヘチマのタワシで体洗わないで」とか。(「トマトにはサシガメ」という恐ろしいフレーズもあったはず、と歌詞を調べたら「トマト ビバ 青春 カメ」だった。空耳!)

強烈すぎて聴きながら文を書ける歌ではない。でも聴くのを止められず、結果noteの生産数が減少。
忘れずに今日のことを書かなきゃ!と思っても眉村ちあきのせいで書けない。(完全な責任転嫁)
せめてもホテルのメモ用紙に今日あった事を箇条書きにしてみる。がしがし書き殴りなぐる。
これを元に帰宅したらnote書けるね、と満足したが、家には持ち帰れなかった。ホテルからチェックアウトする時に間違えて自分で捨てちゃったみたい。あーあ。

帰宅されたさささんとDMでやり取りする。
ああああやっぱり今日のことは夢や妄想じゃなかったみたい。ほんもののさささんだったみたい!夢だけど、夢じゃなかった!さささんからもらった可愛いポーチを抱きしめる。

今日話題になった藤岡みなみさんの音楽をお薦めしてもらったので、さっそく聴いてみる。めっちゃ可愛い。可愛すぎる。人も歌も。顔が好み過ぎて延々と見ていられる。エンドレス眉村ちあきからついに解脱!(けれど翌日からまた舞い戻った…強すぎるよ眉村ちあき…)

夜10時過ぎにお腹が空いた。ケーキを夕ご飯の時間に食べてしまっていたので今頃。さささんがケーキを食べつつ予言していた通り、10時に小腹が減った。(暗示にかかりやすいタイプ)
なので教えてもらっていた深夜までやっているスーパーへ。(さささん至れり尽くせりありがとう)

こんな時間でも人がいっぱい歩いていて不思議な気持ち。普段なら子供らを寝かせ終えてやれやれとしてるか、一緒に寝落ちているか。うちの近所じゃお店ももうどこも閉まっているし。
あ、でも原宿でバイトしていた頃は夜に人がいるのは当たり前だったし、自分もふらふらしてた。環境に馴染むもんだなぁ。いやもう7年前とかか。

ふらふらスーパーで買い物。知らないスーパーって楽しい。キュウリとクラゲの中華サラダ、お安くなった〆さば、無糖午後ティーを購入。帰宅して食べながら、両方酢の物なのに気づく。でもさっぱりしてて大満足。さささんのだんなさんにいただいた豆大福も食べる。たいへんおいしい。

興奮であまり寝つけないまま次の日。
朝食つきのコースにしたのでホテルで朝ご飯。でも次回からは朝食なしにする。食後に散歩をしたら、ワンコイン以下の朝ごはんがあちこちにあった。
さすが観光地、なのかな。

「まるき製パン所」という人気パン屋さんに15分ほど並んでフィッシュバーガーとピーナッツクリームのコッペパンをゲット! ホテルに戻り二度目の朝食。(一つでおなかいっぱいになり、ピーナッツバターは家まで持ち続けてしまった。でも満足のおいしさ)

11時、ホテルをチェックアウトして街をうろつきだす。
もう昨日で大満足しすぎ、幸せのキャパが溢れているので、今日の京にはなにも求めていない。ふらふらしてるだけで幸せ。

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錦市場に迷い込む。アーケードの屋根が綺麗。どこまでもお店が並んでいる。どこまで行っても似たようなお店と人々。やはりここは夢?昨日も夢?

お腹いっぱいだけど何か食べたい、とあれこれ見回していたら衝撃的なものを発見!

スズメ!

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創業明治45年の川魚専門店で売っていた。スズメって川魚の仲間だっけ?

何はともあれ、京都でスズメ!!

ゴールデンカムイファンとして、ここは食べておかねば!と意気込み、即購入。歩き食べは禁じられていて、店頭でいただかねばならぬ。
結構な人の流れの中で邪魔にならぬよう、店の商品を隠さぬように立つのが難しかった。

そしてスズメ。
ちょっとグロテスクな写真で苦手な方がいたらすみません。

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多分縦に真っ二つなっていた。全て食べられるからね、と言われたが骨がバキバキしてなかなか難物だった。味は佃煮のようで食べやすい。頭部が一番美味しかった。脳のとろっとした濃厚な風味とレバーの苦味を味わえた。

まあでも人混みの中、ひとりでバキゴキ噛み砕くのは今回限りでいいかな。

それからお昼に適当におうどんやさんに入った。
昔のクウネルで「京のうどんは、やわやわ、あんかけ」という特集があって気になったので。

創業明治11年だそうで、すごい!すぐ明治とか持ち出してくるから京都すごい!
私は横浜の新興住宅地で育ったので、地元の歴史は40年くらいが限度だった気がする…。

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お箸を出すための赤いボタンにひとりでわくわくした。
ボタンってなんでこう押したくなるのか。なんかうれしい。

が、自分の席に近い赤いボタンを押しただけでは箸は降りてこなかった。両方同時に押す必要があるみたい。
向いに座っている人がいて、息を合わせて同時に押すのが正解なのだろうか?
ひとりなので不恰好なフュージョンのような格好になった。ぐぬぬ。

あんかけうどんは、一口ごとに「ほお。なるほど。へぇ。」と不思議な気持ちで味わった。
コシという概念とは無縁のやわやわうどんは、それはそれで美味しい。あんが熱くてねっとりしててうどんにまとわりつく。いつものくせで出汁つゆという名の水分が欲しくなるが、これはこれで美味しい。たっぷりの生姜が辛くていいアクセントになった。

延々と無くならず、黙々と口に運び続けた。無我の境地に至り、何かを悟れそうな気がしたが、悟れなかった。

そのあとはまたふらふらどこかを歩き、お値打ちな蕎麦猪口をゲットしたり、伝説のポケモンをゲットできなかったりした。
(ポケモンGOにハマってる長男から、「町に行くなら人がいっぱいいるんだから、絶対レイドバトルでギラティナを捕まえてきて!」と強くお願いされていたのだけど、失敗。すまぬ。くやしいくやしい!)

そしていい加減疲れ果て、電車で京都駅に戻る。
お土産をあれこれ買って、3時過ぎに予約していた新幹線に。
昨日さささんに勧めてもらった本を読む。満足が飽和状態で、うっとりとした時間を過ごした。
充分に満足したので日常に戻るのになんの抵抗もなかった。そんな自分に驚く。
これを書いている今、旅から1週間以上経ったのだが、今だにその時の幸せをふんわり抱きかかえている。

よい旅だったなぁ。



ちなみに、完全にネタで買った「しば漬け味」のぷっちょが最高に美味しかったので見かけたらぜひ試してみてください!
梅味が好きな人ならみんな大好きだと思う。爽やかな酸味でクセになるお味でした。いちご、グレープを抜いて私の中ではぷっちょ1位の座を獲得中!

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