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全ての出来事を「おもしろかった」でまとめたい【月曜日のたねまき】

一週間が一瞬過ぎて恐ろしい。
虫の音や曼珠沙華、爽やかな風に秋の気配がするのに、相変わらず我が家は夏休みです。
緊急事態宣言延長のため、夏休みも延長中。10月から幼稚園が再開してくれたらいいな…。

「毎日いいことばっかで、すっごく楽しい!」と長男の機嫌がいいのが救いです。夏休み始まりのころより成長してぐずったり弟をいじめたりが減った…かな?
ちなみに私の体重も二キロ減りました! 夏休みにやつれただけの不健康なやつですが。

そういえば大学生の頃。教職免許を取るための教育実習で、同級生たちがみんなやつれている時期がありました。
「ストレスで三キロ痩せた〜」
「私も眠れなくて四キロ〜」
みんなの苦労話を聞いて、教育実習恐ろしい…とビビりました。
(好きな勉強だけしたいから潔く教職課程をとらなかった自分、グッジョブ!とその時思ってた自分、大バカ! 取れるもんは取っとけばよかったよ…)

みんながげっそりしながら、大変・つらい・ひどい・最悪・私なんて…と、げっそり自慢をしている中、佐賀出身のスイちゃんだけがいつも通りケロッとしていました。垢抜けていて清潔感のある美人さんで、しかもサバサバしているかっこいい子だった。

「スイちゃんも同じとこに教育実習だったんだよね、大変だったでしょう?」
と聞いたら、
「え〜、全然。めっちゃおもしろかったよ〜!」
と、キラッと笑顔。なんの屈託もない自然な笑顔。
この瞬間、私が男だったら完全に恋に落ちていた。

彼女だっていろいろあっただろうに一切愚痴らず、自分の経験を「おもしろかった」でまとめ上げるかっこよさ。
ああ、こういう人になりたい…と激しく憧れた。

で。
その時から10年以上経つのにまだぐちぐちゾーンから抜けられない私がいます。
彼女は佐賀に戻ったらしいけど、何をしているのかなぁ…。
きっと何をしていてもおもしろがって楽しく向上しているんだろうなぁ。

***

ひょいと思い出モードになってしまった。
でもこういうちょっとした思い出を自分の中で温め直すと、何でもない日に新しい昔の風が吹き込んで、少し前向きに過ごせる気がする。

さて、この1週間では何があったっけ。

2歳の次男あっちゃんがやっとしゃべるようになってきました。
一番よく言ってるのが「あっちゃん、ペコペコ」。
お腹すいたから美味しいものよこせ、って意味です。
朝から晩まで、食後以外は言ってるんじゃないかな。

先日長男と父がキャンプで不在だったので、次男と二人で特別にファミレスに行った。
次男はメニューを見て大喜びで、大好きなたらこスパゲッティを頼んだのに、出てきたら一切何も食べず。
野菜ジュースをこぼして私の服をオレンジに染めたり、ソファから飛び降りたり、「きらい!きらい!」と叫んだり、悪辣非道の数々。

発音が悪いので「嫌い」が「気合」と聞こえがちな次男。「嫌い」ではお店の人に失礼なので「気合」って聞こえていたらいいなとちっぽけな願いを祈りながら二人分をグワァっと食べて、急いでお会計。
うんざりした気分で抱き上げて自転車に乗せたら、澄んだ目でこっちを見ながら
「あっちゃん、ペコペコ」

あーーーーーーー!と叫びたい気持ちをペダルにこめて自転車を漕ぎ、帰宅して急いでごはんを作りました。

とってもおもしろかったです。(スイちゃんを見習ってみた)

***

今週も生き生きとおもしろい日々をおくれますように。
季節の変わり目で体調を崩しやすいですが、みなさんどうかお元気に!

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