天然痘・牛痘・梅毒の比較

天然痘

  1. 一般に皮膚表面に発疹がある

  2. 全身症状・一般症状が発疹の前に生じ、発疹の出現で緩和される

  3. 発疹は初め皮下組織に8号の鉛玉が入ったように感じられ、その後丘疹、小水疱となって現れ、5~6日目に膿疱となり、直径1~3ライン[※]の大きさになる。しかし、膿疱は様々な種類があり、不規則で、隆起し、一般に毛髪で穿孔され、硬化があるとしても非常に僅かであり、痒みの伴う潰瘍ができることもない。

    [※]ライン(line):1824年以前の英国で使用された長さの単位。
    1/144フィート、1/12インチに相当。1~3ライン:2.1mm~6.35mm

  4. 液体は二室に含まれる―表層と深層で、分離膜の縁周辺で伝達する。感染性の物質が(あるとすれば)空気中に発散する

  5. 天然痘の膿疱は適切に処置すれば瘢痕を残さない

  6. 天然痘の発疹がリンパ系に及ぶことは無い

  7. 感染性がある

  8. 接種可能である

  9. 天然痘は不潔な地域で生じる疫病である

(ワクチン接種)牛痘

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2022年、コロナ騒動が始まってから一向に収まる気配を見せず、それどころか天然痘の話まで出てくる始末です。では200年前、100年前の騒ぎの時はどのようなものだったのか?今歴史を振り返ることは、冷静に今を見つめる鍵になると考えます。1902年からちょうど120年後の2022年にこの本を蘇らせることが重要だと考え、今ここに120年前の激動の先人たちの奮闘を翻訳いたしました。是非ご高覧下さい。

1902年出版ジョン・ホッジ博士「The Vaccination Superstition」をマガジン形式にしたもの

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