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英国ケンブリッジのまち案内

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英国ケンブリッジ大学を核とした学園都市・ケンブリッジのまち案内noteです
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#大学のまち

英国散歩 第6週|ケンブリッジはザックリこんなまち③大学のまち(後編)

ケンブリッジに学生が多く住む理由(軽い結論)結論から言うと、ケンブリッジ大学は「授業期間中に、大学が定めた”学区”の中に住んでいること」を学位授与の条件としているからです。 これにより、必然的に、ケンブリッジ大学に通う2万人超の学生たちの多く(例外もあるため全員ではない)が「学区」内に居を構えることになり、結果として、市人口の約2割を占めるまでの学生がケンブリッジ市に住まう状況がつくり出されているのです。 そして、大学がこの方針を変えない限りは、毎年毎年、新たな学生が市に

英国散歩 第5週|ケンブリッジはザックリこんなまち②大学のまち(前編)

ケンブリッジ市は、市域内にケンブリッジ大学(学生数約2.4万人(2020年))を抱える大学のまちです。 市内にキャンパスを持つもう一つの大学、Anglia Ruskin Universityの学生と合わせ、市人口約12万人のうち約2割を学生が占めるとも言われます。 日本で最も学生割合が高い都市とされる京都市でも10%ほど(東京23区では6%弱)なので、ケンブリッジ市の学生割合はとても高いと言えそうです。 ちなみに、ケンブリッジ市の居住者の平均年齢は35.4歳。京都市、東京2