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英国ケンブリッジのまち案内

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英国ケンブリッジ大学を核とした学園都市・ケンブリッジのまち案内noteです
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英国散歩 第8週|ケンブリッジはザックリこんなまち⑤水とみどりのまち

ケンブリッジのまちのざっくり紹介の最終回、今回は「水とみどりのまち・ケンブリッジ」です。 水のまち・ケンブリッジまずは「水のまち・ケンブリッジ」について。 ケンブリッジのまちの中心付近には「ケム川」が流れており、ケンブリッジの地名の由来になっていたり、まちの各所に特徴的な魅力的な水辺の風景を形づくっていたりと、ケンブリッジのまちとは切っても切り離せない関係にあります。 ケンブリッジの名前の由来 「水のまち・ケンブリッジ」の断片は、その地名からも垣間見ることができます。

英国散歩 第7週|ケンブリッジはザックリこんなまち④自転車のまち

自転車先進都市・ケンブリッジケンブリッジで生活をしていると、本当に多くの自転車ユーザーを目にします。ケンブリッジでは自転車が市民権を得ており、道路には自転車専用レーンや自転車向けの道路標識が多く示され、まちには本当に至る所に駐輪スペース(無料)があります。 何を隠そう、ケンブリッジは、"the UK’s cycling capital"とも称され、英国をリードする自転車先進都市なのです。 ケンブリッジの自転車事情そんなケンブリッジの自転車事情について、生活の中で日々感じて

英国散歩 第6週|ケンブリッジはザックリこんなまち③大学のまち(後編)

ケンブリッジに学生が多く住む理由(軽い結論)結論から言うと、ケンブリッジ大学は「授業期間中に、大学が定めた”学区”の中に住んでいること」を学位授与の条件としているからです。 これにより、必然的に、ケンブリッジ大学に通う2万人超の学生たちの多く(例外もあるため全員ではない)が「学区」内に居を構えることになり、結果として、市人口の約2割を占めるまでの学生がケンブリッジ市に住まう状況がつくり出されているのです。 そして、大学がこの方針を変えない限りは、毎年毎年、新たな学生が市に

英国散歩 第5週|ケンブリッジはザックリこんなまち②大学のまち(前編)

ケンブリッジ市は、市域内にケンブリッジ大学(学生数約2.4万人(2020年))を抱える大学のまちです。 市内にキャンパスを持つもう一つの大学、Anglia Ruskin Universityの学生と合わせ、市人口約12万人のうち約2割を学生が占めるとも言われます。 日本で最も学生割合が高い都市とされる京都市でも10%ほど(東京23区では6%弱)なので、ケンブリッジ市の学生割合はとても高いと言えそうです。 ちなみに、ケンブリッジ市の居住者の平均年齢は35.4歳。京都市、東京2

英国散歩 第4週|ケンブリッジはザックリこんなまち①

英国・ケンブリッジに来て約1か月。 現時点で感じたケンブリッジのまちの特徴についてのメモです。 1.大学のまち ■ケンブリッジ市人口約12万人に対し、学生数は約2割の2.5万人ほどと言われ、市在住者の多くが大学関係者です。 ■まちの中心であるケンブリッジ大学(1209年創設!)には31もの「college」があり、市街地にその敷地が点在しています。まちなかのお店も土地は大学所有という所もあるそうで、まちを歩けばだいたい大学関係の敷地にあたります。 2.自転車のまち ■観光