あの娘、ぼくが「13府県ふっこう周遊割」と「バースデイきっぷ」を使った旅に出たら、どんな顔するだろう？（11）
人気観光列車「伊予灘ものがたり」号に乗りたい…。
松山から宇和海に乗ること約1時間…15時15分 八幡浜駅に到着。
バースデイきっぷ（グリーン車用）を選んだ理由…。
実は、八幡浜に来たのには理由があります。
それは…人気観光列車「伊予灘ものがたり」号に乗りたい！！
日経新聞（2015年8月）の調べによる「オススメ観光列車ベスト10」にて堂々の第1位を獲得した列車で、平均乗車率は85％と全国の観光列車の
中でも高い評価を受けています。
ただ、この列車は全席指定のグリーン車です。乗ってみたいけれど、
織田祐二ばりに「お金がない」私…。いかにお得にこの列車に乗るか…
…その答えが、バースデイきっぷ（グリーン車用※1万3000円）を選んだ
最大の理由です。また人気列車だからこそ、このプレミアムチケットを
ゲットするため、何日か前に梅田のワープ支店へ出向いた訳です。
しかし、やはり平均乗車率85％を誇る伊予灘ものがたり号…二人一緒の席は全滅でした（泣）
ただ、ワープ支店さん曰く「当日に何らかの事情で空席になることが
あります」とのこと。これは、一か八か…とりあえずワープ支店で席は
離れ離れですが、2人分発券して頂き、当日交換する方法にかけてみます。
（あと、お誕生日ケーキの意味も込めて、アフタヌーンティーセット
※3000円…も予約しておきます！）
偉大なる「伊予灘ものがたり」号…。
伊予灘ものがたりは、土日・祝日に2往復運転されるのですが、運行ごとに別称があります。今回、私が乗車する伊予灘ものがたりは「道後編」という別称があり、16時06分に八幡浜を出発し、夕暮れ時の瀬戸内海を見ながら、終点 松山に18時21分到着するというものです。ホームには、列車専用の
カーペットが置かれるなど、特別仕様になっています。
威風堂々とした入線…。
15時52分 優雅なメロディのミュージックフォンを響かせながら入線する
伊予灘ものがたり号。
車両は国鉄型キハ47形を改造したキロ47形気動車です。
二両編成で各車両ごとにテーマがあり、1号車は伊予灘の夕焼けを
イメージした茜色が、2号車は愛媛の柑橘類と太陽をイメージした
黄金色になっています。カッコイイですね！
また、このキロ47形の種車であるキハ47形2両は、2011年3月末に
廃車された車両なんです。それが、解体されずに残っていたこの2両を
改造することでキロ47形として復活を遂げる…という、なんとも珍しい
人生というか、車生を遂げた列車です。それだけでも、熱くなりますよね！
車内はこんな感じです。海側を向いた展望席と食事を楽しめる4人用座席、
2人対面型席の3種類になっています。また、各号車クッションの色が違う
など、各車両のテーマに沿った車内になっています。
また、お食事をするお客様のためのカウンターや、砥部焼の洗面台など
至れり尽くせりの車内です。
16時06分 いよいよ松山に向けて出発です…！
つづく