見出し画像

母に対する気持ちに気づいた話

最近自分の思考が目まぐるしく変わり、追いつかないからとりあえず忘備録として書き残しておく。

✔︎負けず嫌い。
✔︎他人と自分との中で優劣をつける。
✔︎自分が常に上でありたい。
✔︎人から認められたい。
✔︎自分のやること全てが中途半端だと思い込み、自分の頑張りを認められない。
✔︎自分を好きになれない。

自分の嫌いなところを挙げればキリが無かった。
なんでここを乗り越えられないんだろう、どうして好きになれないの、可愛くないし、人から頑張ってると言われてもわたしの中では頑張りきれてない。100%出し切る感覚もわからない。苦しくて去年の秋くらいから本を読んだり、色んな人と話したり少しずつ拗れた糸を解く作業をしてきた。

11月末、自分の中で一つの答えにたどり着いた。
“母親に褒められたかった、認められたかった”
ここに辿り着いた時、丁度仕事の休憩中だったけど、雷に打たれたような衝撃を受け涙が溢れて止まらなかった。
子供の頃から成績がトップじゃ無いと褒められない。頑張っても母の目標点でないとため息をつかれる。必死で褒めてもらおうと言い訳していたのを思い出す。
母が全てレールを敷いてくれた。母が女1人で大変だったから、わたしには同じ道を歩まないように、一人で自立して生きていけるように。
母の期待に応えようとしても、その点に達せられなくて、一生懸命やる事が怖くなる。
あの頃は母が用意した事をうまくこなすのに必死だったし、母の事はもう忘れたと思っていたけど、そんな事なかったんだ。

母が亡くなって5年。母に対してそんな感情があったことに驚く。亡くなった時は丁度病院実習で忙しく、葬式が終わるとまた大学へ戻り実習、卒論、国家試験、就職と駆け足のように時間が過ぎたから、死について考える事もあまりなかった。

その答えに辿り着いたけど、母はもう居ない。話すこともできない。この感情のやり場がわからなかった。
とりあえず今まで捨てられなかった母のものを断捨離することにした。目に入るとその感情が溢れてくるから。
母の面影も全て去る事でそのしがらみから解放されると信じ込んだ。スッキリした、つもりになった。

12月、2020年の中で1番濃い、人生で忘れられない2週間となった。
細かい話はここには省略する。

母がずっと、私のことを最期まで心配し、愛してくれていた事、母の存在を消してはいけなかったと気づく。

母が亡くなってから祖父母や親戚に対して母以外は家族じゃない、と暴言を吐いたり、何処となく他人行儀だった。11月の事をきっかけに母について、私の心情の変化について話し合った。最後はみんなで笑いながら泣いていた。
あ、私この人達とちゃんと家族なんだ、愛されているんだってやっと、やっと気づいた。
私には家族がいるってやっと実感した。

そうして、自分のやりたい事のために、
仕事を辞め、断捨離を始めたり、
ヨガの合宿やファスティングリトリートに参加したり、沢山の人との出会いが目まぐるしくあったこの2ヶ月。大きな転換期だった。

母に対する気持ちは認められた。でも、上の✔︎項目の根本的な解決には至ってなくて、他人へ、自分へ沸き起こるその感情を無理矢理押し殺したり、見ないフリをする事でやり過ごしていた。

母に褒められる、認められるって、その時の母の物差しで測った時の私であって、わたしの物差しとは目盛が違うって気づいた時衝撃を受けた。
“母から見たわたし”と“わたし”は違う。
合格点なんて人それぞれ。他人の合格点に達する必要ってそもそも無いんじゃない?って。
試験や仕事で目に見える結果は置いておいて。
自分の物差しで測って合格って言えるようになったら、その欠けていた部分を、自分で満たす事が出来るじゃん!ってなった。
完璧な人なんていない。人だもの、どこか凹んでいたり、尖ってたり。それはその人の個性。
それは悪いものじゃない。他人の物差しで測るとそう見える事もあるだけ。

わたしの中途半端って思ってたのは、もう今はない母の物差しで測ろうとしてたから、合格点も見えなかったんだよね、きっと。
自分くらいは自分のこと褒めてあげて、認めてあげる。それを繰り返す事で、”人から認められたい”が、まずは“自分自身を認めてあげるところから始める“に帰着できた。
自分で満たしてあげる事で、他人から批判を受けても、この人の物差しでは、そういう風に見えるんだって捉える事が出来て、傷つきにくくなる(意見をはねのけるのは違う。その意見は30として上手く受け取れるように)。
そこのバランスをうまく取りながらやる事で自分で自分を大事に出来、他人への必要以上の依存や嫉妬が生まれなくなるんだと思う。あと人から否定されることへの恐怖も減る。

何より自分の事が好きになって、幸せな気持ちになれる。

これは人から教えてもらって、実践してたらめちゃくちゃ楽になったんだけど、人に優劣をつけてしまう癖の治し方。
人に優劣なんてそもそもないんだけど、ずっとつけ続けてしんどかったけど、この人はそういう人か。っていう一方向の矢印で終わらせる事。そこからさらに、”だから私の方が〜”って思うと一気にズンと重くなる。ただその一工程を無くすだけ。こんな簡単な事だったんだって驚いた。

とりあえず今の頭の中のグルグルを言語化してスッキリ。
もしここまで読んでくれた人がいたらお付き合いありがとうございました😂

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?